6月7日は大井競馬場で「東京ダービー」が開催。
主役は一冠目の羽田盃を6馬身差で圧勝したミックファイアで間違いない。5ヶ月の休み明けながら6馬身差の完勝で、勝ちタイムの1分50秒9は1800mでのレースレコードというおまけ付きだ。
大井のマイルを2戦2勝して1800mへと距離を伸ばし、この距離でも2戦2勝と距離延長にもしっかり対応してきた。序盤から前進気勢たっぷりに飛ばしていく快速馬ということで2000mにも対応できるかどうかがカギとなりそうだ。
とは言え同世代なら力上位は明白。ここはむしろ自分との戦いとなりそうだ。今年は2月の雲取賞から始動する予定だったが、裂蹄で回避。前走の羽田盃は馬体重マイナス16kgでの出走と何とか間に合わせたという状況ながらもあの勝ちっぷり。時計もレコードをマークしているが、まだまだ奥がありそうな走りで、反動の不安も一切なし。爪の不安は前走で一掃し、叩き2戦目ならパフォーマンスもさらに上がってくるだろう。
3日、ミッドウェイファームの坂路での最終追い切りは僚馬ポンペイワームとの併せ馬で強めに追われ、ほぼ併入のままフィニッシュ。しまいだけ追われる調整程度の内容だったが、脚元の弱さは出ていなそうだ。
今回も雲取賞の覇者で前走2着の雪辱誓うヒーローコールをはじめ、京浜盃の覇者サベージ、トライアルを制したナンセイホワイトなど有力どころが多数揃っているが、無敗の南関二冠馬誕生を期待する声は多く、ここはミックファイアの圧勝劇で偉業を果たしてもらいたい。