安田記念(2018)の予想オッズと過去データから傾向を分析!

春のマイル王者決定戦「安田記念」が東京競馬場で開催されます。波乱のマイルG1と言われるほど荒れることが多く、昨年は7番人気のサトノアラジン、一昨年は8番人気のロゴタイプが逃げ切って優勝するなど、近年は波乱の傾向が顕著に現れております。

今回は過去10年間のデータをもとに人気や脚質といった基本的なカテゴリーを中心に安田記念の傾向を探っていきたいと思います。

■波乱傾向強め、“ヒモ荒れ”には特に注意

「1番人気」は最多の4勝を挙げ好成績ですが、「10番人気以下」が7頭も馬券に絡むなど、人気薄が穴を開けるケースも目立ちます。10番人気以下からは勝ち馬こそ出ていないものの、2,3着に食い込んでくるケースが多く、ヒモ荒れには警戒が必要です。

三連単の配当が10万馬券以上となった年は10年で8回もあり、波乱傾向の強いレースとなっております。人気薄の馬を押さえることが高配当の近道と言えそうです。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 4 1 0 5
2番人気 2 1 0 7
3番人気 0 2 2 6
4番人気 0 0 0 10
5番人気 0 2 1 7
6番人気 0 1 1 8
7番人気 1 0 0 9
8番人気 2 1 0 7
9番人気 1 0 1 8
10番人気 0 0 2 8
11番人気 0 0 0 10
12番人気 0 0 2 8
13番人気 0 1 0 8
14番人気 0 0 0 9
15番人気 0 0 1 8
16番人気 0 1 0 8
17番人気 0 0 0 9
18番人気 0 0 0 7
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 1 0 0
2.0~2.9倍 0 0 0 1
3.0~3.9倍 1 1 0 1
4.0~4.9倍 2 0 0 5
5.0~6.9倍 1 2 0 9
7.0~9.9倍 0 0 2 11
10.0~14.9倍 2 3 1 11
15.0~19.9倍 0 1 0 12
20.0~29.9倍 1 1 1 17
30.0~49.9倍 1 0 5 28
50.0~99.9倍 0 0 1 26
100.0倍以上 0 1 0 21
馬単/三連単データ
馬単 三連単
2008 5,970円 145,690円
2009 460円 10,000円
2010 26,640円 348,740円
2011 25,810円 335,600円
2012 13,920円 468,600円
2013 2,570円 62,800円
2014 20,330円 373,470円
2015 2,680円 127,190円
2016 11,580円 153,560円
2017 20,410円 283,000円
該当馬1番人気
スワーヴリチャード(下記「予想オッズ」を参考)

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 スワーヴリチャード 3.2
2 ペルシアンナイト 4.2
3 サングレーザー 4.5
4 リスグラシュー 6.8
5 レッドファルクス 10.8
6 アエロリット 11.6
7 リアルスティール 13.9
8 サトノアレス 18.2
9 タワーオブロンドン 28.4
10 キャンベルジュニア 34.6
11 ムーンクエイク 37.5
12 モズアスコット 40.3
13 ウエスタンエクスプレス 58.7
14 ヒーズインラブ 62.4
15 ウインガニオン 75.1
16 スターオブペルシャ 115.8
17 ブラックムーン 173.7
18 レーヌミノル 238.4
19 ダッシングブレイズ 286.3

■枠順に有利不利はなし、脚質は「差し」に注目

コースは東京競馬場の芝1600mを使用。複勝率ベースでは「2枠」と「3枠」の成績がやや良いというくらいで、全体的にはそこまで極端な有利不利はありません。最初のコーナーまでは約550mと長いため、序盤のポジション争いが激しくなりにくいことも有利不利が少ない要因の一つと言えそうです。

脚質は最多の5勝を挙げている「差し」が好成績。ゴール前の直線が約530mと長く、高低差2mの急坂もあるため、差し・追い込みの馬にとって有利な展開となりやすいことも要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 2 1 16
2枠 2 1 3 13
3枠 2 1 1 15
4枠 0 0 1 18
5枠 3 1 0 16
6枠 0 2 2 16
7枠 2 1 1 23
8枠 1 2 1 25
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 1 0 8
先行 3 2 2 28
差し 5 5 2 66
追い込み 1 2 6 40
マクリ 0 0 0 0
該当馬差し馬候補
スワーヴリチャード
サングレーザー
リスグラシュー
リアルスティール
サトノアレス
レッドファルクス
タワーオブロンドン
ムーンクエイク
モズアスコット
ヒーズインラブ
ブラックムーン
ダッシングブレイズ

■馬体重は「-3kg~+3kg」が好走傾向に

馬体重は最多の7勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「-3kg~+3kg」が好走傾向に。馬体重の増減別では、減っている馬も増えている馬も差はありません。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
~-20kg 0 0 0 2
-19~-10kg 0 0 0 16
-9~-4kg 0 4 3 38
-3~+3kg 7 3 5 55
+4~+9kg 2 2 2 25
+10~+19kg 0 1 0 3
+20kg~ 0 0 0 0
不明・初出走・未更新 1 0 0 3
今回減 4 5 5 73
同体重 1 2 3 21
今回増 4 3 2 45

■「6歳馬」が好成績、外国馬はヒモまで

年齢は最多の4勝を挙げている「6歳馬」が好成績。7歳以上は【0-3-1-31】ですが、2,3着は全て7歳馬によるもの。8歳以上は【0-0-0-11】で馬券圏内はゼロのため、割り引いて考えたいです。

牝馬が2勝しておりますが、これはいずれも08年と09年のウオッカによるもの。牝馬はウオッカレベルの強い牝馬でない限り厳しそうです。所属は東西で大きな差はありません。外国馬は、08年に2着に入着したアルマダ(5番人気)1頭のみとなっており、狙うとしてもヒモまでが良さそうです。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 1 0 0 2
4歳 2 2 1 25
5歳 3 3 3 45
6歳 4 2 5 38
7歳以上 0 3 1 31
性別データ
性別 1着 2着 3着 4着以下
牝馬 2 0 0 13
牡馬 8 10 10 129
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
栗東 5 6 7 81
美浦 5 3 3 44
地方 0 0 0 0
外国 0 1 0 17
該当馬6歳馬
ウインガニオン
ウエスタンエクスプレス
キャンベルジュニア
ダッシングブレイズ
ブラックムーン
リアルスティール

■前走が「京王杯スプリングC」だった馬に注目

前走は2勝を挙げ、馬券圏内の頭数が一番多い「京王杯スプリングC」に注目。前走着順は「1着馬」が最多の5勝と好成績。連対率では「2着馬」、複勝率では「3着馬」がトップとなっており、前走1~3着だった馬が好走傾向にあります。

前走データ
前走 1着 2着 3着 4着以下
京王杯スプリングC(G3) 2 3 2 32
ヴィクトリアマイル(G1) 2 0 0 12
ダービー卿CT(G3) 2 0 0 4
高松宮記念(G1) 1 0 0 5
NHKマイルC(G1) 1 0 0 2
メイS(OP) 1 0 0 0
ドバイデューティF(ドバイ・G1) 1 0 0 0
大阪杯(※G2) 0 2 1 3
チャンピオンズマイル(香港・G1) 0 2 0 15

※2017年にG1に昇格

前走クラスデータ
前走 1着 2着 3着 4着以下
1600万下 0 0 0 1
オープン特別 1 0 0 13
G3 2 0 0 9
G2 2 7 10 74
G1 4 1 0 24
海外 1 2 0 20
地方 0 0 0 1
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 5 2 1 33
2着 2 4 0 24
3着 1 1 4 17
4着 1 0 1 18
5着 0 0 2 11
6~9着 1 3 1 16
10着以下 0 0 1 23
該当馬前走京王杯スプリングC
ムーンクエイク(1着)
キャンベルジュニア(2着)
サトノアレス(3着)
ウインガニオン(7着)

■騎手は「川田将雅」&「岩田康誠」に注目

騎手は2勝ずつ挙げている「川田将雅」と「岩田康誠」に注目。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
川田将雅 2 0 0 3
岩田康誠 2 0 0 8
福永祐一 1 1 1 6
田辺裕信 1 1 1 2
武豊 1 0 0 8
戸崎圭太 1 0 0 5
柴田善臣 1 0 0 1
三浦皇成 0 1 2 1
内田博幸 0 1 1 7
石橋脩 0 1 0 5
D.ホワイト 0 1 0 3
該当馬川田将雅騎手&岩田康誠騎手の騎乗予定馬
ペルシアンナイト(川田)
リアルスティール(岩田)