4月15日から今月13日まで短期騎手免許で来日していたD.レーン騎手は、今回の免許期間終了日の翌日から起算して1年間短期免許が交付されないことが明らかになった。14日、JRAが発表した。
期間は23年6月14日~24年6月13日まで。今年の制裁点数が所定の点数を超過したため、発給制限の対象となった。なお、処分期間が明けて以降、レーン騎手から短期免許交付の申請があった場合は、3ヶ月の免許期間が2ヶ月に短縮される。これも所定の制裁点数を超過したための措置となる。
日本ダービー・1着をはじめ、この春のG1戦線はほとんど馬券に絡んできたと言っても過言ではないD.レーン騎手。国内の大舞台でまた見たいというファンも少なくないはずだ。活躍ぶりは目を見張る一方で、ムチの使用回数による制裁を受けるシーンも度々見られた。
JRAではこれまでは連続10回まで使用できていたが、今年から5回までに変更され厳しくなっていた。オーストラリアやニュージーランドではムチの制限が日本ほど厳しくなく、この点も制裁点を加算しすぎてしまった要因と考えられる。
約1年間レーン騎手の騎乗が国内で見れないのは残念だが、処分期間が明けた後はアジャストしてきた新たな騎乗で国内を沸かせてくれるはずだ。