マイネルディーンと柴田大知。福島巧者コンビが七夕賞で穴を開ける。

今週福島で開催される七夕賞(G3・7/12・芝2000m)に出走するマイネルディーンは重賞初勝利へ向けて最高の体制で挑む。

まずマイネルディーンという馬についてだが、この馬はこれまで重賞レースに4度挑戦してきており、2歳時の東京スポーツ杯2歳S(G3)の3着の着順がこれまでで最高の重賞成績だ。それ以外の重賞戦では掲示板にものれずに終わっている。今回七夕賞でも人気もそこそこで6~7番人気あたりに落ち着きそうといったところである。

福島は得意

特別強いといった印象は受けないのだが、このマイネルディーンという馬は戦績をよく見てみると福島のコースでは【1-0-2-0】と必ず馬券に絡んでいる。2走前の福島民報杯(OP・芝2000m)では56kgを背負って外を回っての3着だった。七夕賞では斥量が-2kgの54kgとなるので相手が強くなるが馬券圏内は争えるのではないだろうか。これまで走ってきた福島開催のレースは7枠と8枠のみで全て外目の枠でしか走っていない。今回内目を引ければ条件的には十分買える気がする。

鞍上も福島が得意

鞍上は今回の七夕賞でマイネルディーンに4度目の騎乗となる柴田大知騎手。この馬での戦績は【0-1-2-0】と相性も良さそうだ。福島の条件戦でもマイネルディーンに騎乗しており、3着に入着している実績があるのも好材料だ。
柴田騎手自身もJRAの騎手として初の重賞勝利が福島で開催されたラジオたんぱ賞(現在のラジオNIKKEI賞)ということもあり、福島のコースを得意としている騎手である。七夕賞については'13年にマイネルラクリマで優勝しており、その翌年の'14年にマイネルラクリマで連覇を狙って3着に健闘した実績もある。

このように、福島を得意とする馬と騎手同士がコンビを組んで七夕賞に挑む。決して弱いわけではなく、今回はさらに強いとされる馬が上位にいることで人気が下がっているだけの馬である。穴で狙うには持ってこいの馬ではなかろうか。