ことごとく予想を外す逆神ぶりから“粗品の呪い”として多くの競馬ファンから恐れられているギャンブル大好き芸人の霜降り明星・粗品。今週は上半期の締めくくりを飾るG1「宝塚記念」が開催ということで彼の予想が気になるところ。
先週のユニコーンSでは本命視した7番人気のサンライズジークが2着に好走。勝ち馬を1着に入れておらず的中とはならなかったが、1・3着馬もしっかり相手には入れていた。その前週のエプソムCで本命視したジャスティンカフェは見事勝利し、ワイドで的中。その前の函館スプリントSの本命馬は3着、その前の安田記念の本命馬も3着に好走。
5月に入ってから粗品の予想の精度は格段に上がっており、5月以降彼が本命視した9頭の馬の成績は【2-3-2-2】。複勝率は77.7%と好成績だ。複勝率で数字の7を並ばせるあたりも、さすが生粋のギャンブラーといったところ。もはや“逆神”の汚名は返上しつつあり、今シーズンは素直に粗品の予想に乗っかってみるのも手かもしれない。
気になるのが今週のグランプリ「宝塚記念」における彼の予想だが、昨年の宝塚記念では1番人気のエフフォーリアを本命視し、結果6着に敗退。昨年の今頃は逆神ぶりをいかんなく発揮しており、春のグランプリ宝塚記念においても1番人気のエフフォーリアを飛ばす力を見せるかたちとなった。
しかし、予想の精度が昨年とは段違いに高い今の粗品なら、1番人気を順当に勝たせるくらいには逆神の力は抑えられているのではないだろうか。今年はファン投票で堂々の1位のランクインしたイクイノックスの1番人気が濃厚。昨年のリベンジを果たすべく今年も1番人気から組むなら、この馬を本命視するということもありそうだ。
前走ドバイシーマCでは、直線持ったまま後続を突き放し3馬身半差の圧勝劇にレコードのおまけつき。その圧巻の内容に「世界最高の馬だ!」と海外メディアにまで言わしめたイクイノックス。ここは断然人気の期待に応える圧勝劇で春のグランプリを制すのか、はたまた粗品の逆神が復活し、圏外へ沈むことになるのか。意外にも粗品はこれまでイクイノックスを本命視したことがないので今回本命視するかどうかは不明だが、本命視されるようなら更に注目度は増しそうだ。
柄になく予想が好調な粗品。春のG1シーズンを締めくくるこの大舞台で、今こそ“逆神”を解き放て。