いよいよ春のG1シーズンを締めくくるレース「宝塚記念」が開催されます。梅雨時期の開催ということで、毎年馬場の状態が予想の重要な要素となっている同レース。今年は週中に雨が降る日もありましたが、週末にまとまった雨が降る予報はなく良馬場での開催となりそうです。
雨であれば狙ってみたい馬も多数おりましたが、良馬場であればまずこの馬で間違いないだろうというのが、イクイノックスです。
前走のドバイシーマクラシックを制し、悲願のドバイG1制覇を達成。自信をもって逃げたC.ルメール騎手の強気の騎乗、軽くの仕掛けでグンと後続を突き放した馬の能力の高さと、世界が認める競馬をしてくれたと感じる内容でした。ロンジンワールドベストホースランキングで1位、宝塚記念のファン投票でも歴代最多の投票数を獲得。
ここは世界の期待を背負っての一戦とプレッシャーも大きいですが、中間の気配や馬の能力を考えればイクイノックスを大本命で間違いないと感じます。
問題は相手ですが、対抗馬として最有力視しているのが前走のクイーンエリザベス2世C・6着から参戦する、ジェラルディーナです。
昨年は秋初戦のオールカマー・1着、続くエリザベス女王杯・1着と重賞を連勝する勢いを見せていましたが、今年は初戦の大阪杯で6着、前走のクイーンエリザベス2世Cでも6着と近2戦は案外な結果に敗れています。ただ、大阪杯は後ろからでは届きにくい展開で、前走のクイーンエリザベス2世Cでもスローで持ち味が活かせずと、いずれも敗因は明確です。
宝塚記念は発走地点が下り坂で、テン3Fが流れてハイペースになりやすい特徴があります。予想される馬場を考えると今年は例年の特徴が濃く出てくる可能性が高く、この馬向きのペースでレースが展開されていくと予想します。
ということで今年の宝塚記念は、最後はジェラルディーナが溜めた脚で前のイクイノックスにどこまで迫れるかという展開を予想し、本命イクイノックス、対抗ジェラルディーナという予想で勝負したいと思います。