今週はダートの短距離路線を占う重要な一戦「プロキオンステークス」です。短距離ダート重賞が極端に少ない夏本番前の締めくくりという一戦でもあり、同路線の猛者が集結することが多いレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
リメイク(牡4、新谷功一厩舎)
前走のドバイGS・5着から参戦するリメイク。序盤に追走できず、最後に前が崩れた所で何とか着を拾ったという内容でしたが、3頭の日本馬の中では最先着と力は示しました。2走前のリヤダートスプリントでも3着と今年は海外スプリント戦で活躍。久々の国内戦となりますが、12月にはカペラSで重賞初制覇を果たしており、オーバルスプリント・2着、端午S・1着とコース・馬場問わず安定して好走しています。海外明け初戦となりますが、1週前には坂路の追い切りで自己ベスト更新と好調ムード。能力上位のここは負けられない一戦となります。
タガノビューティー(牡6、西園正都厩舎)
前走のかしわ記念で2着に好走したタガノビューティー。2021年の欅S以来勝ち星から遠ざかっていましたが、2走前のコーラルSを快勝し、続く前走のかしわ記念でもクビ差の2着と、復活してきました。3走前の根岸S(4着)から着用しているブリンカーの効果が覿面したと言えそうです。重賞は未だ未勝利ですが、前走のかしわ記念でしっかり賞金を加算して再び重賞挑戦と臨戦過程も良好。パフォーマンスを上げてきたここは悲願の重賞初勝利も期待できそうです。
ドンフランキー(牡4、斉藤崇史厩舎)
前走の京都グランドオープンを快勝したドンフランキー。久々のダートスタートで滑りぎみのスタートになりましたが、二の脚でリカバリーしてハナを切って軽快な逃げを展開。後続に並ばせることなく2馬身差を付けて逃げ切る好内容の競馬で快勝しました。勝ち時計の1分10秒8は開催一番時計で、重賞でも即通用しそうな気配です。中京の1400mは3勝クラスの遠江S快勝の実績もあり、適性も十分。馬体重は590kgと馬格があり、タフなダートに対応できる心強さも魅力です。