【七夕賞2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3は?

福島の名物レース「七夕賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

セイウンハーデス(牡4、橋口慎介厩舎)

7/6(木)栗東・坂路(良)4F53.7―1F12.3(馬なり)

栗東坂路で単走。ブリンカーの効果もあってか終始集中して走れており、スムーズに折り合って駆け上がると最後まで余力十分の脚色で伸びてラスト1Fは12秒3をマークしてゴール。1週前には幸英明騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、5F65.6―1F11.0の好時計をマークして、併せた3歳1勝クラスの僚馬ブライトジュエリーに2馬身半差をつけて先着しました。1週前は一杯に追われて相手も大きく突き放してとかなり攻めた内容。今年に入ってから適距離を使われて着実に調子を上げてきており、ベスト舞台となるここも絶好のパフォーマンスが期待できそうです。

エヒト(牡6、森秀行厩舎)

7/5(水)栗東・坂路(良)4F50.4―1F11.6(馬なり)

栗東坂路で単走。1週前に坂路で4F48秒9の猛時計をマークしており、最終追いはやや抑えての坂路単走。それでも全体は50秒4、しまいも11秒6でまとめる好内容の追い切りを消化しました。追い切りでは毎回時計を出してくるタイプの馬ですが、全体をここまで出してしまいも11秒台でまとめるパターンは昨年の七夕賞と同類の調教パターン。海外明け初戦となりますが、意欲的な追い切りを消化してきており、好状態でレースに臨めそうです。

サンレイポケット(牡8、高橋義忠厩舎)

7/5(水)栗東・坂路(良)4F55.8―3F40.2―2F25.3―1F12.1(馬なり)

栗東坂路で単走。前半はゆったりと進めて折り合いに専念し、しまい重点に追われてラスト1Fは12秒1でゴール。1週前、2週前と結構追っているので、最終はしまいの反応と伸びを確認する程度の内容でした。その1週前はM.デムーロ騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、7F97.4―1F11.3をマークし併入。やや重の馬場を一杯に追われ、大きく先行させた3歳2勝クラスのスズカハービンをきっちり捕えて併入しました。長めから追われて序盤は脚を溜め、しまいは11秒3の上々のタイムでまとめる好内容の追い切りを消化しました。「状態がいい時に使う」という陣営の証言通り、今回は状態面の良さが目立つ動き。成績不振からの脱却となるかに注目です。