11日は、日本最大の競走馬セリ「セレクトセール2023」の2日目。北海道苫小牧市のノーザンホースパークで当歳部門が実施された。
この日注目を集めた馬は多数いるが、中でも会場を沸かせたのは上場番号360番の「コンヴィクション2」(牡)だ。当歳が初年度となる20年のクラシック無敗3冠馬コントレイルの産駒で、ディープ後継種牡馬として大きな期待がかけられている種牡馬である。
(株)ノースヒルズの前田幸治オーナーは当初3億円ほどの予算と見ていたが、ビット合戦となり最終的には5億2000万円のハンマーでノースヒルズが譲らず競りきった。
前田オーナーは「福永厩舎への大きな開業祝い」とコメントしており、期待の良血馬はコントレイルの現役時の手綱を取った福永祐一師に託される予定となっている。