86年に牝馬で初の3冠を獲得した名牝「メジロラモーヌ」や91年の宝塚記念を制した「メジロライアン」など、多く名馬を育て上げた元調教師の奥平真治が、病気のため10日に亡くなった。86歳だった。日本調教師会が12日、発表した。
奥平元調教師は調教助手を経て、1971年に開業。1973年の有馬記念を制したストロングエイト、1986年に牝馬3冠を達成したメジロラモーヌ、1991年の宝塚記念を制したメジロライアン、同年の菊花賞を制したレオダーバンなど数々のG1馬を送り出した。2007年2月末に定年で調教師を引退。JRA通算816勝。重賞は49勝。
葬儀・告別式は18日午前11時から東京都府中市浅間1の3、府中の森市民聖苑第三式場で行われる。喪主は妻・文子(ふみこ)さん。