【JRAアイビスSD予想2023】〝テンの速さ〟を重視するならこの2頭!

夏の新潟競馬で行われる名物レース「アイビスサマーダッシュ」がいよいよ開催です。

圧倒的な前傾ラップで、レース名通り“ダッシュ力”が求められるレースとなります。テンの速さを重要視するなら、外せないのは前走韋駄天S・7着から巻き返しを狙うスティクスです。

前走の韋駄天Sは8枠と好枠から押してハナをきるも、なだれ込んでの7着と1番人気の期待を裏切る結果に。思った以上に馬場がタフだったのと、久々も響いたかたち。

昨年のアイビスSDも5着と直線1000mではまだ結果を出せていませんが、昨年は枠に泣かされた形で、本来のスピード能力の高さを考えればもっとやれていい馬であると感じます。

今回は追い切り評価の高い馬としても紹介した通り状態面の良化が見られ、前走以上には動ける可能性が高そうです。前走は最後は止まってしまいましたが、今回は残しきれるのではないでしょうか。

テンの速さは言わずもがな最上位。芝でもダートでもハナを切れるくらいスピード能力は高い馬です。馬場も開幕週のパンパン馬場ということで、韋駄天Sの時よりは好条件と見ます。結果の出ないレースが続いていますが、今回こそは勝ちきれると予想し本命視したいと思います。

続いて相手ですが、こちらもテンの速さで選出。その馬はジャングロです。

前走のNHKマイルCでは最後方からの競馬で7着と結果を出せませんでしたが、自分の競馬に持ち込めずとも格上相手に0秒6差の7着なら大きく割り引く必要もないでしょう。

2歳時には中京2歳Sでレコード勝ちを収めている素質馬で、G2ニュージーランドTではマイルでも逃げ切った実績があります。テンの速さも当然、二の脚も速く、メンバーの格が一気に落ちるここは楽に前目から自分のかたちに持っていけるはずです。

唯一の懸念が実に1年ぶりの実戦となる点ですが、追い切りでは動けており、ここへ向けてしっかりと動ける状態には仕上げられてきている印象。能力面では一枚上の存在なので悪い状態でさえなければ苦戦することはないでしょう。持ち味である前半のスピード能力の高さを生かし上位争いを演じてくれると見ます。

ということで今年のアイビスSDは本命スティクス、対抗ジャングロという予想で勝負したいと思います。