今週はサマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」が開催です。夏休み真っ只中で行われる波乱多きハンデ戦は、夏のボーナスを一気に増やすチャンス!今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
マリアエレーナ(牝5、吉田直弘厩舎)
昨年の小倉記念の覇者マリアエレーナは連覇を狙って今年も参戦。古馬になった昨年は愛知杯・2着、マーメイドS・2着、小倉記念・1着と2000mの重賞戦線で活躍しており、今年も初戦の愛知杯で3着と順調なスタートを決めてきました。昨年は53kgでしたが、56.5kgというトップハンデを背負った中で存在感を示したのは好感が持てます。G1の大阪杯でも5着、前走の鳴尾記念でも0秒2秒差の5着と好調ぶりは健在です。叔父に2018年の日本ダービー馬ワグネリアンがいる良血馬で、古馬になってから頭角を現しており、今後の飛躍も期待したい1頭です。
ククナ(牝5、栗田徹厩舎)
前走の七夕賞・2着から参戦するククナ。先行馬を見る位置から追走し、4コーナーで進出。外へ出されて間を割っての2着と強い内容でした。前からも後ろからも競馬ができますが、前走のようにしまいを生かす競馬がやはり合う印象。間隔も短く輸送もありと不安はありますが、七夕賞のメンバーを相手にあの競馬ができるなら、ここでも勝ち負けを演じる可能性は高そうです。関東馬は過去1頭も同レースを勝てておらず、史上初の関東馬Vがかかっているという意味でも注目したい1頭です。
ワンダフルタウン(牡5、高橋義忠厩舎)
前走の鳴尾記念・4着から参戦するワンダフルタウン。2歳時には京都2歳Sを快勝、3歳時には青葉賞を快勝と重賞2勝が光る素質馬でしたが、以降は鳴かず飛ばずの競馬が続き、かつての切れは無くなってきた印象。しかし、前走の鳴尾記念では勝ち馬と0秒2差の4着に善戦し、復調気配を見せてきました。持久力勝負で最後に差してくるという内容で、前半が流れればやはり面白くなってくる1頭です。前走からメンバーの格が落ちるここは完全復活も期待できそうです。