サマー2000シリーズ第3弾「小倉記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
マリアエレーナ(牝5、吉田直弘厩舎)
8/8(火)栗東・CW(良)6F84.1-5F68.3-4F53.0-3F37.3-1F11.3(馬なり)
栗東CWコースで単走。吉田厩舎恒例の火曜追いで、大外を回りながら馬なりでラスト1F11秒3をマークしてゴール。ラスト1Fの感触を確かめる程度でしたが、1週前にはCWコースを単走で追われ、7F95.6―1F11.4をマーク。長めから負荷がかけられしまいも追われてと、先週の時点で仕上げられた様子です。一昨年、昨年と夏の小倉で快勝しており、夏に調子を上げてくるタイプ。雨で悪化した馬場で余力残しでも好時計を連発しており、抜かりのない仕上がりを印象付けています。
カテドラル(牡7、池添学厩舎)
8/9(水)栗東・坂路(良)4F54.1-3F38.7-2F24.9-1F12.2(馬なり)
栗東CWにコースで単走。終始馬なりの軽めの内容でしたが、軽快なフットワークでラスト2Fは12秒7―12秒2と好ラップをマークしてゴール。1週前にはCWコースを単走で追われ、6F76.9―1F12.0の好時計をマーク。全体の時計がこれだけ優秀で、しまいも12秒0でまとめる好内容の追い切りを消化しました。こちらも夏場に調子を上げてくるタイプで、7歳ながらもまだまだ衰えは一切感じません。坂も余裕のある手応えで駆け上がっており、出来の良さを感じさせてくれています。
ワンダフルタウン(牡5、高橋義忠厩舎)
8/9(水)栗東・坂路(良)4F53.4-3F37.9-2F24.4-1F12.2(一杯)
栗東坂路で単走。3歳1勝クラスの僚馬アイヤナを追走し、坂では一杯に追われ、ラスト2Fは12.2―12.2の好ラップをマークして併入を決めました。1週前も和田竜二騎手を背にCWコースで一杯に追われ、5F67.4―1F11.8をマークし、併せたアイヤナにクビ差遅れてゴール。相手には遅れましたが、時計自体は優秀で、ここ2走はしまい11秒台を連発しています。前走から復調気配を見せてきており、もともとそこまで攻め駆けするタイプではない馬がここまで好時計を出してきている点は好感が持てます。絶好の状態と判断したいところです。