スプリントのハンデG3「北九州記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
モズメイメイ(牝3、音無秀孝厩舎)
8/16(水)栗東・坂路(重)4F51.9-3F37.2-2F24.1-1F12.1(馬なり)
松若風馬騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。4歳3勝クラスの僚馬ウナギノボリを追走し、ゴール前で内から楽に取り付いて併入しました。追い切りは良く動くタイプで、今回も馬なりながらもしっかりとした足取りと豪快なフットワークで活気を見せています。1週前には坂路で4F50.3-1F12.4で自己ベストタイをマークしており、しっかり動いています。前走から約3ヶ月と間隔が空いていますが、十分負荷もかけられ力は出せる状態に仕上がっていると見て良いでしょう。
トゥラヴェスーラ(牡8、高橋康之厩舎)
8/16(水)栗東・坂路(重)4F55.6-3F39.3-2F24.9-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12秒8-12秒1の好ラップをまとめてゴール。1週前は藤岡康太騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F51.5-1F11.7の好時計をマークしてゴールしました。先週までにしっかり負荷はかけられており、当週は調整程度という臨戦態勢です。前走のCBC賞は前が止まらない開幕週の馬場を中団から差して4着と善戦しており、年齢による衰えを感じるどころかまだまだ元気はたっぷり。状態自体は良好で、時計のかかる馬場なら今度はさらに上位に来そうです。
テイエムスパーダ(牝4、木原一良厩舎)
8/16(水)栗東・坂路(重)4F54.6-3F39.1-2F24.8-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。台風の影響で重い馬場でしたが、全く苦にせず力強いフットワークで駆け上がり、リズム良く好ラップを刻んでゴール。1週前は今村聖奈騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F51.8-1F12.1の好時計をマーク。全体時計はまずまずで、良かった頃の動きと時計を出してきた印象です。昨年秋頃の追い切りでは時計も出ていませんでしたので、夏に調子を上げてくるタイプかもしれません。前走は転厩初戦のうえに、4ヶ月半の休み明けでした。調整も慣れてきた頃合いで、一戦使われて良化もしてくれば本来の力も発揮してくれるでしょう。