例年好メンバーが集まるハイレベルな札幌記念がいよいよ今週末に札幌競馬場で開催。昨年は逃げ馬パンサラッサが前残り馬場をマイペースで逃げ、逃げ・先行勢で決着する結果となりました。
今年はパンサラッサが不在ですが、ジャックドール、アフリカンゴールド、ユニコーンライオンと逃げ馬候補が多数参戦。昨年よりはペースが速くなってきそうなメンバーで、控えた馬にチャンスが生まれそうです。
となれば狙いたいのは、前走クイーンエリザベス2世C・2着から参戦するプログノーシスです。
レースのほとんどが上がり1位で、瞬発力は相当なものを持っています。今年初戦の金鯱賞を快勝し、前走は海外G1のクイーンエリザベス2世Cで2着と、実力は申し分ありません。札幌の洋芝適性については未知ですが、前走はシャティンの洋芝を最後方から追い込んで前を捉えており、高い適性が見込めます。
これまでスローペースしか結果を出していない点が唯一の気がかりですが、決め手が最上位で前がバテる展開なら、この馬が突っ込んでくると見て本命視したいと思います。
続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、前走ドバイターフ・2着から参戦するダノンベルーガです。
昨年のダービーでは、前半・中盤と全くペースの落ちないタフな流れを中団から追走して4着。天皇賞・秋でもハイペース追走から直線追い出して3着と、流れた時のパフォーマンスは高い1頭です。
前走のドバイターフは位置取りが悪すぎて惜敗しましたが、単純な能力比べでいえばここは上位の存在で間違いなし。鞍上もドバイターフから引き続きモレイラ騎手を起用している点も好感が持てます。ここは叩きの一戦で仕上がり面の懸念はありますが、予想されるペースや能力を考えると、高く評価せざるを得ない1頭であると感じます。
ということで今年の札幌記念は本命プログノーシス、対抗ダノンベルーガという予想で勝負したいと思います。