昨年12月に香港で開催された「香港スプリント」を最後に引退し、今春から繁殖入りする予定であったストレイトガール(牝7)が一転して現役を続行することが29日に明らかとなった。同馬を管理する藤原英昭調教師は現役続行に関して「馬主さんの意向に応えたい」とコメントしていることから、馬主の希望もあっての判断であったのだろう。
春のG1へ向けて再始動
ラストランとされていた香港スプリントでは直線で大外から追い込んだが、伸び切れずに9着に敗れる結果となった。現役続行となればこのあとどこへ進めてくるかだが、3月の高松宮記念、4月の阪神牝馬S、5月のヴィクトリアマイルを視野に調整を進める予定のようだ。
7歳牝馬で重賞を優勝した馬は少なく年齢的に厳しいのでは、という声もあるが、昨年が一番強い競馬をしていただけにまだ走れるのではと期待感を抱くのは無理も無い。ファンとしてはもう一度ストレイトガールの走る姿を見れるのは嬉しい反面、一度は決まっていた繁殖入りが先延ばしになったことはどうしても彼女の将来を憂えざるを得ない。最後にもう一花咲かせてくれることを願うとともに、怪我なく無事に引退してくれることを心から願っている。
なお、ストレイトガールは3月上旬に帰栗予定となっている。