春の東京開催、最後の重賞は「東京ジャンプステークス」です。今年で第20回目を迎えますが、1956年に設立された東京障害特別を前身とする歴史ある障害重賞としても有名なレースです。
今年は昨年の勝ち馬シンキングダンサーや、5月の京都ハイジャンプを優勝したアスターサムソンなどが有力馬として人気を集めそうです。そんな中でもとくに人気を集めそうなのが、白い馬体とメンコがトレードマークのタマモプラネットです。
昨年夏に約9ヶ月の長期休養から明けてからは5戦して「1-1-3-0」と安定感は抜群。重賞は6戦して「0-1-2-3」と勝ち星はあげれておりませんが、東京コースは昨年東京ハイジャンプで3着の実績もありますし、大きな強敵も不在の今回は重賞初制覇の大きなチャンスとなりそうです。
ここ3年近くは全て大逃げ一辺倒のスタイルのタマモプラネットですが、スピードを落とさない飛び越えで後続を引き離していくスタイルは、バンケットの少ない京都や東京は相性も良いはず。直線が平地の東京はこの馬向きと言えるでしょう。
前走のペガサスジャンプステークス(OP)では、昨年の東京ジャンプステークス・2着馬のグッドスカイに8馬身差以上と大きく差をつけて快勝し、地力の強さを証明。いよいよ今年初の重賞戦となりますが、今のタマモプラネットでこのメンバーなら、馬券圏内はもちろん、優勝も十分期待できる一頭でしょう。
同競走は過去には14年に38万馬券、11年に258万馬券が飛び出すなど、紛れの少ない障害レースとしては珍しく、波乱傾向の目立つレースでもあります。軸は絞って相手候補は広く買って勝負したいと思います。