【JRAキーンランドC予想2023】雨でもOK!重馬場で急浮上する2頭とは?

8月を締めくくる札幌の日曜メインはスプリント重賞「キーンランドカップ」です。

洋芝で開催後半の馬場、さらに今週末は雨予報ということで、タフな馬場の適性が高い馬から選出したいと思います。

となれば狙いたいのは、前走の青函Sを勝ち切ったゾンニッヒです。

前走は函館1200mという舞台で、馬場も雨で湿ったタフな馬場でした。スローペースを中団外でロスがありながらも、最後は上がり2位の脚でしっかり伸び2馬身差の完勝と強い勝ちっぷりでした。

時計が速い忙しい展開ではどうかという懸念はありましたが、スローペースで道悪も上手く噛み合ったかたち。

条件がうまくハマったというのはありますが、マイル戦でも流れた中でやれていますし、高速だったスプリングCでも上がり33秒2を脚を使い差のない6着に善戦。短距離路線でもまだまだ期待できる1頭です。

今回も時計のかかる洋芝1200mということで、条件的には前走とほぼ同じ。メンバーの格はそれなりに上がりますが、今年初戦のダービー卿チャレンジTでは差のない3着に食い込んできた馬でもあり、能力はもともと高い馬です。

高速良馬場のスプリントならまだ買いにくいところはありますが、今回の条件なら好勝負は必至と見て本命視したいと思います。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、前走函館スプリントSを快勝したキミワクイーンです。

洋芝は札幌スポニチ賞・1着、前走の函館スプリントS・1着で2戦2勝と好成績。2走前の春雷Sでは重馬場の中山1200mを好位抜け出しの競馬で2着に好走。洋芝と重馬場の適性は高く、今回の条件にマッチしています。

これまでは好位から、または中団前目からの競馬が基本でしたが、前走の函館スプリントSでは後方外から差してくるというこの馬にとっては意外な競馬でした。

外目の枠からだった影響もあっての後方策だったかもしれませんが、レースの条件に応じた競馬ができるのは魅力。1200mはどの競馬場でも1分8秒台で走っており、安定感も抜群です。鞍上の横山武史騎手ともコンビを組んだ5戦全てで連対しており、とにかく崩れることが少ない高い安定感は魅力です。

今回の条件なら少なくとも連に絡んでくる可能性は高いと見て、対抗馬として有力視したいと思います。

ということで今年のキーンランドCは本命ゾンニッヒ、対抗キミワクイーンという予想で勝負したいと思います。