サマーマイルシリーズの最終戦「京成杯オータムハンデキャップ」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、１週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を３頭ピックアップしました。

ソウルラッシュ（牡５、池江泰寿厩舎）

9/6（水）栗東・坂路（良）4F52.1－3F37.4－2F24.0－1F11.8（強め）

栗東坂路で単走。馬場の真ん中を序盤から手応え良く駆け上がり、ラスト２Ｆは１２秒２－１１秒８としっかり加速ラップを踏んでゴール。１週前は松山弘平騎手を背にＣＷコースで３頭併せを行い、６Ｆ８１秒０－１Ｆ１１秒２の好時計をマークし、一杯に追われた古馬２頭に先着。１週前に強めの稽古をつけて、最終で気合をつけるといった具合に、前哨戦としてはかなり動かしてきた印象です。中間も強めの追い切りを消化してきており、何とか賞金を加算したいという陣営の本気度が伝わる好内容の追い切りです。

ラインベック（セ６、友道康夫厩舎）

9/6（水）栗東・坂路（良）4F55.0－3F39.1－2F25.0－1F12.0（一杯）

栗東坂路で単走。外ラチ沿いを活気のあるフットワークで登坂し、ラスト１Ｆは１２秒０でゴール。１週前はＣＷコースで併せ馬を行い、６Ｆ７８秒５－１Ｆ１２秒０の好時計をマークし、併せた古馬１勝クラスの僚馬に半馬身先着しました。１週前の時点であらかた仕上がった様子で、最終はしまい重点。前走もこのパターンで好走しており、時計面で詰めて内容も良化しています。開幕週の馬場も合いそうで、高いパフォーマンスが期待できそうです。

アスクコンナモンダ（牡４、中内田充厩舎）

9/6（水）栗東・CW（良）6F85.9－5F69.7－4F54.1－3F37.9－1F11.2（馬なり）

西村淳也騎手を背に栗東ＣＷコースで２頭併せ。４歳２勝クラスの僚馬サンクフィーユを先行させ、４コーナーで後ろにピタリと付けると、直線は長く良い脚を使ってジワジワと進出していき、仕掛けられるとラスト１Ｆは１１秒２のキレを見せて一気に並びかけて併入しました。１週前も西村騎手を背にＣＷコースで２頭併せを行い、６Ｆ８４秒９－１Ｆ１１秒０をマークして古馬３勝クラスの僚馬を相手に併入しました。加速ラップは優秀で、ここでもしまいは１１秒０とキレは抜群です。１週前にＣＷはこの馬の好走パターンで、今回も動きのキレ具合を見ても状態面は文句ないでしょう。