前走のNHKマイルCで3着に好走したオオバンブルマイ(牡3、吉村圭司厩舎)が、11月4日にオーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場で行われるザ・ゴールデンイーグル(芝1500m)へ、武豊騎手とのコンビで参戦することが明らかになった。17日、同馬を管理する吉村調教師が明かした。
同レースは2019年に創設された比較的新しいレースで、重賞にこそ格付けされていないが、昨年賞金総額が1000万豪ドル(約9億5200万円)に増額され、オーストラリアで最も有名なメルボルンCより賞金総額は高い。1着馬は賞金525万豪ドル(約5億円)で2023年世界高額賞金ランキング6位にランクインしており、世界でも注目を集めるレースだ。
当初オオバンブルマイは10月21日に東京競馬場で行われる富士S(G2、芝1600m)を見送り、オーストラリアへ遠征することが決まった。ザ・ゴールデンイーグルは2着でも約1億9000万円、3着でも約9500万円と賞金は高額で、ここで好走すれば今後のレース選択も広がるだろう。長距離輸送や海外の馬場に適正があるのかは未知だが、今後のさらなる飛躍に繋がることを期待したい。