本日20日は浦和競馬場で「テレ玉杯オーバルスプリント」が開催。今年は2021年の全日本2歳優駿を制したドライスタウトが中心となりそうだ。マイルG1のフェブラリーSで4着、前走は1500mのかきつばた記念で2着と近2戦はマイル前後の距離を使われてきたが、1400mはスピード持続力を活かせるベストの距離という印象が強く、ここは能力・実績的にも最も高い評価を集める1頭となりそうだ。
ただ、今回注視したいのは昨年のクラスターカップの勝ち馬オーロラテソーロだ。
こちらは昨年のクラスターカップの覇者で、今年も東京スプリント・3着、松風月S・1着と1200mを中心に活躍してきた。1400mはオープンクラスで未勝利ではあるが、血統的な背景やこれまでのレース内容から1400mが悪いとは考えにくい。
脚質的にも自在に立ち回れる強みがあり、昨年12月に行われた1400mのG3「兵庫ゴールドトロフィー」では0秒4差の4着と善戦しており小回りにも対応している。未勝利、1勝クラス、2勝クラスは1400mで勝ち上がっており、小回り1400mの克服がカギとなる今回において同馬のキャリアは心強い。
浦和の1400mは1コーナーまでの先行争いが激しくなることが多く、内枠の馬は包まれやすいという特徴がある。メンバーによるところはあるが比較的外枠は有利になりやすく、8枠9番と好枠を引けたのも大きなアドバンテージとなりそうだ。
鞍上が幸英明騎手からダートグレード競走に強い川田将雅騎手へ乗り代わる点もマイナスになるとは考えにくい。距離や脚質、実績や鞍上などの条件を考えると、十分重い印を打っても良い1頭ではないだろうか。