ダートのハンデG3「シリウスS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ヴァンヤール(牡5、庄野靖志厩舎)
9/27(水)栗東・坂路(良)4F52.4-3F38.3-2F25.0-1F12.5(馬なり)
栗東坂路で単走。軽やかなフットワークで坂を駆け上がり、ラスト2Fは12秒5-12秒5と最後までスピードを落とさずにゴール。1週前は坂路で一杯に追われ、4F51秒4-1F12秒7をマークして負荷がかけられています。前走は休み明けで調教量も足りていない印象でしたが、ひと叩きされて動けるようになってきており、上積みも期待できそうです。もともと調教では時計を出すタイプではありませんが、今回の時計なら仕上がりは良好と見て良いでしょう。坂路コースで一杯に追って負荷をかけた後はレースで上位争いが出来ており、坂路で負荷をかけられた今回は好走が期待できそうです。
ヘラルドバローズ(牡4、寺島良厩舎)
9/27(水)栗東・CW(良)6F78.5-5F64.4-4F50.7-3F36.8-1F12.0(馬なり)
川又賢治騎手を背に栗東CWコースで単走(レースは松山弘平騎手が騎乗)。テンから速いラップで飛ばしていき、しまいも12秒0でまとめてゴール。ハイペースで飛ばしても最後まで踏ん張れています。1週前はCWコースで一杯に追われ、6F79秒6-1F11秒9の好時計をマークして自己ベストを更新。しまいのラップも11秒8-11秒9とスピードを持続できており、2週連続で好時計をマーク。前走は向正面から折り合いを欠いて最後は全力を出せずに終わりましたが、ある程度流れれば追い切りのように高いパフォーマンスを発揮してくれるでしょう。
カフジオクタゴン(牡4、矢作芳人厩舎)
9/27(水)栗東・坂路(良)4F53.2-3F38.1-2F24.7-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。坂では後ろにピタリと併せ馬に付かれましたが、ラスト2Fは12秒5-12秒2の加速ラップで相手を突き放して2馬身差で先着。1週前は坂路で併せ馬を行い、4F52秒9-1F12秒1をマークして併入。近戦は重馬場続きで敗退しており、状態自体が落ちているということではないでしょう。最終追い切りではブリンカーを着用して追われており、相手を気にするところが緩和できているように見えました。本番でも着用予定ということで、パフォーマンス上昇に期待です。