天皇賞秋へと繋がる一戦「毎日王冠」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ソングライン(牝5、林徹厩舎)
10/4(水)美浦・南W(やや重)6F84.5-5F67.8-4F52.8-3F37.7-1F11.0(馬なり)
戸崎圭太騎手を背に美浦の南Wで3頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬チュウワスプリングを先行させ、3歳1勝クラスのヴァンナチュールを後ろに置き、道中は真ん中で折り合って追走。直線序盤で横一線に並ぶと、序盤で一気に抜け出しラスト1Fは11秒0の好時計をマークして、外チュウワスプリングに2馬身、内のヴァンナチュールを4馬身突き放して最先着を果たしてゴールしました。1週前も戸崎騎手を背に南Wで3頭併せを行い、5F67.7-1F11.4の好時計をマークし、2頭に先着。先週・最終と古馬の併せ馬を相手に豪快に先着できており、最終追いではしまい11秒0と圧巻の切れ味を披露。戸崎騎手とのコンタクトもスムーズで、万全の態勢を整えてきていると見て良いでしょう。
エルトンバローズ(牡3、杉山晴紀厩舎)
10/4(水)栗東・坂路(やや重)4F52.6-3F37.7-2F24.2-1F11.7(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東坂路で単走。やや重の馬場を軽快なフットワークで駆け上がり、しまい重点に追われてラスト1Fは11秒7をマークしてゴール。11秒7はこの日最速タイの好時計で、全体時計も自己ベスト更新。1週前は西村淳也騎手を背に栗東CWコースで3頭併せを行い、7F97.2-1F11.3の好時計をマークして最先着を果たしています。3ヶ月の休み明けで放牧明けてからすぐはまだ動きがモタモタしているところがありましたが、先週長めに追われてしまいもしっかり良い脚を使って負荷がかけられ、スイッチが入った印象。最終追いでは前半から抜群の行きっぷりで加速してしまいも鋭い伸びを見せてきており、態勢は整ったと見て良いでしょう。
アドマイヤハダル(牡5、大久保龍厩舎)
10/4(水)栗東・CW(やや重)6F83.3-1F12.1(馬なり)
栗東CWコースで2頭併せ。折り合いを確認しながらというところもありましたが、序盤からしっかりと追われて直線は一杯に追われた僚馬に余裕をもって先着。1週前はCWコースで2頭併せを行い、6F83.8-1F11.6をマークし、半馬身先着。加速ラップも優秀で、長めに追われながらもしまいは11秒6と鋭さも見せています。先週・最終とある程度負荷の高い追い切りを消化し、それに応えるように高いパフォーマンスを見せています。これまでの追い切り以上に目立った時計というわけではありませんが、CWを長めに追われてしまいも鋭さを見せてという内容はこの馬の好走パターンで、今回もしっかり力を発揮できる状態に仕上げられてきていると見て良さそうです。