有力馬の秋の始動戦「京都大賞典」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ディープボンド（牡6、大久保龍厩舎）

10/5（木）栗東・CW（良）6F82.5－1F11.3（強め）

和田竜二騎手を背に栗東CWコースで単走。道中はじっくりと折り合いに専念しながら進め、直線は強めに追われるとフォームを大きくとってグイグイと伸びていき、ラスト1Fは11秒3の切れ味を披露しゴール。1週前も和田騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、古馬オープンのノースザワールドに3馬身先着し、6F81秒1-1F11.6をマーク。いずれも前半脚を溜めてしまい弾けてという内容で、先週は古馬オープン馬を豪快に突き放してと、しまいにしっかりと良い脚を使えています。京都の下り坂なら十分に力を発揮出来そうです。

ヒートオンビート（牡6、友道康夫厩舎）

10/5（木）栗東・坂路（良）4F55.5－1F12.7（馬なり）

栗東坂路で2頭併せ。3歳2勝クラスの僚馬アイザックバローズとあわせて、楽な手応えのまま伸びて併入。流す程度の軽めの内容でしたが、いつも時計を出してくるタイプではないので、気にする必要はないでしょう。1週前は川田将雅騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F81秒1-1F11秒8をマークし、1頭と併入、もう1頭に1馬身先着しました。放牧から帰厩したときの状態に差が大きく、気性面でも油断のならないところがあるタイプですが、先週は落ち着きのある走りながら良い時計は出しており、好印象。期待の出来る状態にありそうです。

ビッグリボン（牝5、中内田充厩舎）

10/5（木）栗東・CW（良）6F82.2－1F11.5（馬なり）

西村淳也騎手を背に栗東CWコースで単走。序盤はゆったりと折り合いに専念し、4コーナーを手応え良くまわると、騎手の合図に鋭く反応してラスト1Fは11秒5の切れ味を披露してゴール。1週前も西村騎手を背にCWコースを単走で追われ、7F99秒4-1F11秒6をマーク。ここ2戦は併せ馬を行っておらず、重賞の追い切りは単走が中心となっています。自分のリズムやラップ、騎手とのコンタクトを重視した追い切りが良い結果に繋がっている印象もあり、今回も騎手を乗せて先週長めに追われて最終はしまい重点とバランスの取れた追い切りを消化出来ており、万全の臨戦態勢を印象づけています。