【JRA秋華賞2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開

牝馬三冠最終戦「秋華賞」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。

リバティアイランド(牝3、中内田充厩舎)

10/5(木)栗東・CW(良)6F81.5-5F65.9-4F51.1-3F35.5-1F11.0(馬なり)

川田将雅騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬メイショウクーガーと、5歳障害オープンのロックユーの2頭を大きく追走する形で進め、徐々にピッチを上げて4コーナーで差を詰めると、直線はラスト1Fを過ぎてから一気に加速。ラスト1F11秒0の鋭さで伸びていき、並ぶまもなく悠々と交わしてメイショウクーガーに6馬身、ロックユーに3馬身先着する圧巻の内容でゴールしました。もともと追い切りでは動くタイプの馬ですが、折り合い、反応、伸びとどれをとっても優秀で、ここまで順調に整えられてきていると見て良いでしょう。

ヒップホップソウル(牝3、木村哲也厩舎)

10/4(水)美浦・南W(やや重)7F99.2-6F88.3-5F68.2-4F52.5-3F37.6-1F11.4(馬なり)

美浦の南Wで2頭併せ。4歳オープンの僚馬プレサージュリフトを2馬身後ろに置き、長めにやって序盤はゆったりと折り合いに専念。徐々にピッチを上げていくと、直線は内から伸びてくる相手を抜かせず、ゴール前に仕掛けられて併入に持ち込んでゴールしました。終始馬なりで余裕十分といった内容でしたが、道中は落ち着いて折り合えており、ゴール前にギアを上げた時の反応と伸びも優秀です。前走の紫苑Sは前目で目標にされながらハイペースを押し切りに行く競馬で2着と強い内容で、スタートや気性面で成長が見え始めているのは好感が持てます。

シンリョクカ(牝3、竹内正洋厩舎)

10/4(水)美浦・南W(やや重)5F64.9-1F11.9(一杯)

美浦の南Wで2頭併せ。5歳オープンの僚馬ボイラーハウスを5馬身追走し、4コーナーで内から相手の後ろに付けると、直線は一杯に追われてラスト1F11秒9をマークして1馬身遅れてゴールしました。相手を交わし切ることは出来ませんでしたが、時計は自己ベスト更新で、今までの5Fのベストから1秒以上時計を縮めてきました。これまでにないくらいに攻めた追い切りを消化してきており、馬が強めの負荷に絶えられるくらいに成長してきたようです。馬体も大きくなっており、本番でのパフォーマンスが楽しみな1頭です。