JRA秋華賞(2023)出走予定馬の予想オッズと過去10年のデータから傾向を分析!

春の桜花賞、オークスに続く3歳牝馬三冠の最終戦となる「秋華賞」がいよいよ今週末に開催されます。春の実績馬か夏の上り馬かという構図が毎年恒例です。今回は過去10年間のデータをもとに秋華賞の傾向を探っていきたいと思います。

■上位人気が好成績、堅実決着傾向が強め

人気は「3番人気」が最多の5勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。勝率は50%と抜けて好成績です。また、勝ち馬は10頭全てが「4番人気以内」から出ており、勝ち馬が大きく荒れることはありません。下位人気を見ますと「6~9番人気」は連対数こそ0回ですが、3着は3回と多く、「10番人気以下」は2着1回、3着2回となっています。人気薄は連にはあまり絡まず、来ても3着までという印象です。3連単の配当も10万馬券以上が一度のみとなっており、堅実決着傾向が強めです。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 3 1 1 5
2番人気 0 4 0 6
3番人気 5 0 2 3
4番人気 2 2 1 5
5番人気 0 2 1 7
6~9番人気 0 0 3 37
10番人気以下~ 0 1 2 80
オッズデータ
オッズ 1着 2着 3着 4着以下
1.0~1.9倍 2 1 0 1
2.0~2.9倍 0 0 0 1
3.0~3.9倍 1 2 1 5
5.0~6.9倍 5 2 0 5
7.0~9.9倍 1 1 2 5
10.0~14.9倍 1 2 1 6
15.0~19.9倍 0 1 1 14
20.0~29.9倍 0 0 2 14
30.0~49.9倍 0 0 1 28
50.0~99.9倍 0 1 1 24
100.0倍以上 0 0 1 40
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2013 2,250 円 233,560 円
2014 2,050 円 12,790 円
2015 4,100 円 85,610 円
2016 6,170 円 95,520 円
2017 2,900 円 14,760 円
2018 1,000 円 5,600 円
2019 4,950 円 70,970 円
2020 3,140 円 44,110 円
2021 4,890 円 26,410 円
2022 2,430 円 6,900 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 リバティアイランド 1.5
2 ハーパー 2.4
3 マスクトディーヴァ 4.1
4 モリアーナ 7.0
5 ドゥーラ 10.1
6 ヒップホップソウル 12.6
7 コナコースト 21.2
8 マラキナイア 24.7
9 グランベルナデット 34.6
10 ドゥアイズ 42.3
11 ピピオラ 48.9
12 フェアエールング 51.0
13 ラヴェル 57.4
14 シランケド 60.2
15 ソレイユヴィータ 77.5
16 コンクシェル 83.2
17 ミシシッピテソーロ 125.5
18 エミュー 189.6
19 シンリョクカ 202.6
20 ミタマ 214.4
21 フェステスバント 222.8
22 キタウイング 262.6
23 キミノナハマリア 289.4

■「外枠」&「差し」が好成績

コースは京都競馬場の芝2000mを使用。2022年と2021年は開催がスライドした影響で阪神競馬場での開催となっているため、「枠番」と「脚質」については京都の傾向に焦点を当て、京都で開催された2013年から2020年の過去8回分のデータをまとめました。

枠は「3・7・8枠」がそれぞれ2勝を挙げており、連対数は「4枠」と「7枠」、3着内の回数は「7枠」が最多となっています。どの枠もまんべんなく好走していますが、勝ち馬は8頭中5頭が「6枠」から外から出ており、勝ち馬は外めの枠から出やすい傾向となっています。

脚質は「差し」が最多の7勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。「追い込み」も1勝を挙げており、勝ち馬は8頭全てが差しまたは追い込みの馬となっており、勝ち馬は控えた馬から狙うのがセオリーと言って良いでしょう。

京都の2000mは4つのコーナーを回る小回りコースですが、前半から後半まで緩まないタフな流れとなりやすく、差しが決まりやすい特徴があります。こうしたコース形態も差しの好走が多い要因の一つと考えられます。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 1 1 13
2枠 0 2 1 12
3枠 2 0 1 13
4枠 1 2 1 12
5枠 0 1 0 15
6枠 1 1 1 13
7枠 2 1 3 17
8枠 2 0 0 22
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 0 1 0 8
先行 0 0 2 22
差し 7 4 5 47
追い込み 1 3 1 40

■馬体重の増減が「-3~+3kg」だった馬に注目

馬体重の増減は、最多の5勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「-3~+3kg」に注目です。

馬体重増減データ
馬体重増減 1着 2着 3着 4着以下
-19~-10kg 0 1 1 6
-9~-4kg 1 0 3 25
-3~+3kg 5 4 4 65
+4~+9kg 0 2 2 37
+10~+19kg 3 2 0 9
+20kg~ 1 1 0 1
今回減 2 2 4 50
同体重 3 1 3 22
今回増 5 7 3 71

■前走レースが「オークス」だった馬が好成績

前走レースは、最多の4勝を挙げている「オークス」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「1着」と「2着」が4勝ずつを挙げており、とくに1着馬は3着内が13回と好成績です。勝ち馬は前走で連対を果たしている馬から出やすく、前走1着馬は連続好走する可能性が高い傾向にあります。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
優駿牝馬 4 1 1 15
紫苑ステークス 3 4 0 26
ローズステークス 2 3 7 54
紫苑ステークス 1 0 0 12
夕月特別 0 1 1 6
藻岩山特別 0 1 0 0
甲武特別 0 0 1 0
1勝クラス 0 0 0 6
クイーンステークス 0 0 0 3
ラジオNIKKEI賞 0 0 0 2
前走クラスデータ
前走クラス 1着 2着 3着 4着以下
G1 4 1 1 15
G2 2 3 7 55
G3 3 4 0 34
リステッド/オープン 1 0 0 13
3勝クラス 0 0 0 3
2勝クラス 0 2 1 16
1勝クラス 0 0 1 7
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 4 4 5 38
2着 4 0 1 18
3着 1 3 1 15
4着 1 1 1 10
5着 0 2 0 8
6~9着 0 0 1 24
10着以下~ 0 0 1 30

[該当馬] 前走がオークスだった馬

  • リバティアイランド(1着)
  • ハーパー(2着)
  • シンリョクカ(5着)
  • コナコースト(7着)
  • ドゥアイズ(9着)

■騎手は「C.ルメール」に注目

騎手は「C.ルメール」と「浜中俊」の2名が2勝ずつを挙げていますが、今年は浜中騎手の騎乗予定がありませんので、騎乗予定があるルメール騎手に注目したいと思います。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
C.ルメール 2 1 1 4
浜中俊 2 0 0 5
福永祐一 1 0 1 7
松山弘平 1 0 0 7
戸崎圭太 1 0 0 6
北村友一 1 0 0 5
坂井瑠星 1 0 0 1
武幸四郎 1 0 0 0
武豊 0 2 1 6
川田将雅 0 2 0 8

[該当馬] C.ルメール騎手の騎乗予定馬

  • ハーパー