昨年12月3日のレース中に落馬負傷し休養中の高田潤騎手が20日、自身のコラムで10月25日に退院することを明かした。
落馬した翌日4日には自身のX(旧Twitter)の投稿で第二頸椎の骨折を発表。翌週の12日には頸椎をボルトで止める手術を行い、その後は懸命なリハビリに励んだ。今年の8月には「12月ごろにレースに騎乗できれば」「秋ごろに調教騎乗を再開」と見通しを語っていた。
コラム内では「頸椎にボルトが入ったまままた同じ怪我をしてしまうと、今度はもう助からない可能性が高いという医師からの説明も受けた」と明かしており、騎手を引退する選択肢も考えたが、ジョッキーという職業を「自分が憧れていた、追い続けた職業」「やりがいのあるカッコいい職業」とし、現役続行を決定。
SNSのXでは高田騎手の退院決定報告に「退院決定おめでとうございます!」「私も手術を控えているので、勝手ですが勇気づけられました。」「高田さんの姿を競馬場で見られる日が待ち遠しいです」「復帰戦、全力応援します」など多くのコメントが寄せられた。
命にかかわる大怪我を負ったあとも、約11ヶ月間という長い期間のリハビリを余儀なくされた高田騎手。復帰までに長期間を要する重傷の場合、騎手にかかる精神的、肉体的負担は想像を絶する。無事に退院できることが何よりであり、今後についても長い目で応援していきたい。まずは退院決定、おめでとうございます。