マイルCSの前哨戦「MBS賞スワンS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ルガル（牡3、杉山晴紀厩舎）

10/25（水）栗東・坂路（良）4F52.5－3F37.2－2F23.3－1F11.7（馬なり）

栗東坂路で単走。馬なりで余裕残しと軽めの内容ながら、しまいは11.7の好時計をあっさりとマーク。1週前は武豊騎手を背に坂路で2頭併せを行い、強めに追われて4F50.6-1F12.0の好時計をマークして半馬身先着しました。全体時計は自己ベストタイで、しまいも11.9-12.0とほぼスピードを落とさずに先着と、好内容の追い切りを消化。連闘だった前走から中2週と一見ハードなローテーションですが、全く疲れを感じさせないパフォーマンスを追い切りで見せており、期待度は十分です。

ララクリスティーヌ（牝5、斉藤崇史厩舎）

10/25（水）栗東・CW（良）5F70.3－4F53.9－3F37.9－1F10.9（馬なり）

栗東CWコースで単走。前半はゆったりと入って折り合いに専念。徐々に回転を速めて加速ラップを刻んでいくと、直線は騎手の合図に鋭く反応してラスト1Fは圧巻の10.9をマーク。ラスト1Fはこの日のCWコースで最速です。道中しっかり我慢を利かせてしまい弾けてと、好内容の追い切りを消化してきました。1週前は菅原明良騎手を背にCWコースで2頭併せを行い、7F97.8-1F11.6をマークして併入。全体の自己ベストを更新、ラスト2Fは11.5-11.6と失速ラップながら11秒台でまとめる好ラップをマークと優秀です。2週前と1週前は全体的に速い時計をマークし、最終はしまい重点に追われて自己最速の1Fをマークと、文句のない仕上がりを印象付けています。

インダストリア（牡4、宮田敬介厩舎）

10/25（水）美浦・南W（良）6F81.2－5F64.6－4F49.4－3F36.0－1F11.7（馬なり）

美浦の南Wで単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け抜け、ラスト1Fは11.7の好時計でゴール。4Fの49.4は自己ベスト、かつしまいも11.7でまとめてと、普段から調教は動く馬ですが今回はその中でもとくに動けている印象です。1週前は丸山元気騎手を背にWコースで追われ、6F79.6-1F11.8の好時計をマークし、自己ベストを更新。日曜にはWコースで4F53.7-1F11.4とここでも好時計をマーク。今回は坂路調教も交えて抜群の臨戦態勢を整えてきています。調教でかかるところもすっかり無くなり、好調気配です。