阪神ジュベナイルフィリーズの前哨戦「アルテミスS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
チェルヴィニア(牝2、木村哲也厩舎)
10/25(水)美浦・南W(良)5F70.1-4F54.2-3F38.4-1F11.4(馬なり)
美浦の南Wで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬フランクエフェクトを先行させ、3歳1勝クラスのセラドナイトを後ろに置いて、道中は真ん中で折り合いに専念しながら追走。4コーナーで各馬の間隔が詰まっていき、直線はラスト1F11.4の末脚で伸び、フランクエフェクトに半馬身先着、セラドナイトに半馬身遅れてゴール。1週前はWコースで2頭併せを行い、7F98.4-1F11.8をマークし、古馬1勝クラスの僚馬と併入。長めから時計を出してしまいも11.8でまとめ、しっかりと負荷をかけてきました。「夏に使ったダメージが尾を引いた」というコメントが木村調教師から出ていましたが、追い切りでは折り合い・反応・伸びとどれも優秀で、好状態に仕上げられた印象です。
ライトバック(牝2、茶木太樹厩舎)
10/25(水)栗東・CW(良)6F85.2-5F68.9-4F54.0-3F38.5-1F11.7(馬なり)
栗東CWコースで3頭併せ。3頭併せの真ん中で道中は折り合いに専念。4コーナーで首を振り外に膨れるところを見せましたが、前を向くと一杯に追われた相手を馬なりで一気に突き放して最先着でゴールしました。1週前はCWコースで2頭併せを行い、7F97.5-1F11.3をマークして3馬身先着してゴール。先週はチグハグなラップを刻みながらもしまいは11.3という驚異的な切れを披露。最終追いでは4コーナーで折り合いを欠くところを見せながらも、前を向いてからの伸びは圧巻でした。評価の分かれる追い切り内容だとは思いますが、この末脚は東京に合いそうで、本番も驚異的な末脚を披露してくれることに期待です。
ショウナンマヌエラ(牝2、高野友和厩舎)
10/25(水)栗東・坂路(良)4F54.6-3F39.1-2F24.9-1F12.1(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快なフットワークで駆け上がり、ラスト2Fは12.8-12.1の加速ラップでゴール。1週前は坂路で一杯に追われ、4F54.7-1F12.2をマークしてゴール。時計的には目立って速くはありませんが、ここ2戦も同様のパターンで結果を出しているので、問題はないでしょう。逃げ馬ながら上がりの脚もそこそこ使える馬で、登録馬で唯一重賞を経験している馬ということで経験値は上位。前走と同じくらいは走れそうな状態で好調キープといった印象です。