「生涯収支マイナス3億円君」という圧倒的なパワーワードによって復活を果たしたギャンブル好き芸人の霜降り明星・粗品。
先週の菊花賞ではサトノグランツを本命視するも、結果は10着敗退。秋華賞を的中させ、その後無期限活動休止を発表。負債額を増やして復帰し、菊花賞を外すという流れを2年連続で実現させたという点では、ある意味“逆神”以上の力を発揮しているとも言えそうだ。
夏競馬から的中することも増えてきた粗品だが、ようやく本来の逆神力が戻ってきたようだ。気になるのは秋の大一番、天皇賞・秋の本命馬。
昨年の天皇賞・秋の本命馬はジャックドールだ。「なんとか展開が向いて残してほしい」という彼の展開予想とは裏腹に、好位置から競馬を展開したジャックドールはやや外目から進出して2番手に上がるも、外からイクイノックス、内からダノンベルーガに交わされて4着敗退。
とは言え、相手にはパンサラッサ(2着)、ダノンベルーガ(3着)、マリアエレーナ(7着)、ユーバーレーベン(8着)、ジオグリフ(9着)と2・3着馬はしっかりひろえており、予想の精度は高め。イクイノックスを本命馬に指定していれば的中できただけに、惜しい予想だった。
昨年購入したジャックドールとダノンベルーガ、そして馬券から外したイクイノックスの3頭は今年も参戦。ジャックドールについては昨年同様、自分の形に持ち込めれば好勝負は可能だろう。ただ、怯んでしまえば昨年みたいな形になってしまうリスクはある。
昨年の負けを教訓とするなら、今年はイクイノックスを本命視する可能性も十分あるだろう。今年の宝塚記念ではイクイノックスを本命視して1着となったが、ここでは逆にヒモ選びに失敗して的中ならず。イクイノックスとの馬券がなかなか噛み合わない粗品だが、今回本命視するなら三度目の正直となるかに注目だ。
苦杯をなめた昨年の雪辱を果たし、再び潤いを取り戻すことはできるのだろうか。彼の予想を待ちたい。