秋の東京の名物ハンデ競走「アルゼンチン共和国杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

ゼッフィーロ（牡4、池江泰寿厩舎）

11/1（水）栗東・坂路（良）4F52.6－3F38.5－2F24.8－1F12.3（馬なり）

栗東坂路で単走。前半はゆったりと進めてしまい重点に追われる内容で、ラストは軽く仕掛けられただけでラスト2Fを12.5-12.3の好ラップでまとめてゴール。時計以上に軽快さを感じさせる脚さばきで、前走からの上積みはありそうです。1週前はCWコースで2頭併せを行い、強めに追われて6F82.0-1F11.2の好時計をマークし、追走した古馬オープンのソウルラッシュにクビ差遅れてゴール。相手には遅れましたが、秋にオータムハンデを快勝したソウルラッシュが相手ですし、ラップはきれいな加速ラップでしまいも11.2の脚を使えており、走り自体は優秀です。

ディアスティマ（牡6、高野友和厩舎）

11/2（水）栗東・坂路（良）4F55.0－3F39.8－2F25.7－1F12.5（馬なり）

北村友一騎手を背に栗東坂路で単走。外ラチ沿いを馬なりで駆け上がり、ラスト1Fは12.5をマークしてゴール。目立った時計ではありませんが、フットワークは軽快で気配の良さを漂わせています。1週前も北村騎手を背に坂路を単走で追われ、しまい重点に追われて4F55.2-12.3をマーク。全体的に軽めの内容ですが、先月半ばに帰厩してからここを目標に順調に乗り込まれてきており、5ヶ月半ぶりの実戦ながら態勢はしっかり整えてきている印象です。

マイネルウィルトス（牡7、宮徹厩舎）

11/1（水）栗東・坂路（良）4F53.5－3F38.8－2F24.5－1F12.0（馬なり）

栗東坂路で単走。スムーズな行きっぷりから、しまい重点に追われてラスト1Fは12.0の伸び脚でゴール。1週前には坂路で強めに追われて負荷がかけられており、最終追いは調整程度で問題ないでしょう。その1週前は坂路を単走で追われ、4F52.1-1F12.5の好時計をマーク。全体の52.1は自己ベストに0秒3迫る好時計で、この馬としてはよく動いています。長期休養明けを使いつつ確実に出来は上向いている印象です。