今週7日は東京競馬場で「第66回東京新聞杯」が開催される。東京・芝1600mで実施される同競走は春の安田記念を占う上でも重要な一戦だ。マイル路線を進む猛者達は例年ここから進めることが多く、強い馬が集まりやすいレースとしても有名である。今年もG1馬のダノンプラチナや、準オープン、オープン特別と目下3連勝の勢いを誇るダッシングブレイズといった明け4歳牡馬勢が主力を形成している。
そんな中で、スマートレイアー(牝6)は今回唯一登録がある牝馬だ。G1秋華賞2着、G2阪神牝馬S優勝などの実績を持ち、今回東京新聞杯の登録メンバーの中でも牡馬に引けをとらない実績を誇っている。前走は昨年11月に京都で開催されたG1、エリザベス女王杯で、0.1秒差の5着に惜敗している。この馬にはやや長い距離で追い込みにかけただけに善戦といえる結果であった。そこから3ヶ月ぶりのレースとなるが、マイル戻ってきたことで前走以上に期待したい。
強烈な末脚の決め手は東京の長い直線で炸裂する可能性は高く、栗東坂路での1週前追いでも4F52秒6(一杯)と悪くない時計で態勢は整いつつあるようだ。紅一点ながら実績上位のスマートレイアーの末脚に期待したい。