福島の伝統の一戦「農林水産省賞典福島記念」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ウインピクシス(牡3、上原博之厩舎)
11/8(水)美浦・南W(良)5F67.9-4F52.6-3F37.6-1F11.1(馬なり)
松岡正海騎手を背に美浦のWコースで単走。道中はリズム良く馬なりで進め、直線は馬場の内めから鋭く脚を伸ばし、この日の美浦で最速タイとなるラスト1F11.1の切れを見せてゴールしました。1週前も松岡騎手を背にWコースを単走で追われ、7F81.5-1F11.7の好時計をマーク。道中のラップもキレイで、ラスト2Fも11.9-11.7としまいもスピードを落とさずにゴールしました。Wメインの調教内容はいつものパターンですが、先週・最終の時計を見る限り、体調は申し分ないと見て間違いないでしょう。
バビット(牡6、浜田多実厩舎)
11/8(水)栗東・坂路(やや重)4F55.3-3F40.4-2F26.0-1F12.6(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中をリズム良く駆け上がり、鞍上ともしっかり折り合ってしまいは余力たっぷりにラスト1F12.6をマークしてゴール。1週前は坂路を単走で追われ、4F52.6-1F12.5をマークしてゴールしました。近走は坂路メインで調教が行われており、今回は1週前に好時計をマークして最終は流すといった内容。前走は約9ヶ月の休み明けで重苦しさがありましたが、今回は道中も軽快でしまいもシャープさが増した印象です。脚部不安に泣かされてきていることもあり追い切りでは驚くような速い時計は出してきませんが、動きは良化しており上昇度は高そうです。
カレンルシェルブル(牡5、安田翔伍厩舎)
11/8(水)栗東・CW(やや重)6F86.3-5F69.9-4F54.5-3F38.3-1F11.7(馬なり)
吉田隼人騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬エリカマルゲリータを後ろに置き、直線は内から動いて前へ進出してきた相手をラスト1F11.7の脚でしっかりと抑えて併入。1週前は坂路で2頭併せを行い、4F52.6-1F12.3をマークし、併せ馬にクビ差遅れてゴールしました。1週前に坂路、最終でCWコースはいつものパターンで、時計も優秀。水曜日にも速い時計を出しており、乗り込み量も豊富です。万全の態勢を整えてきている印象です。