【帝王賞2018予想】馬券は少点数で!絞って取り切る“エコ馬券”がお勧めか

上半期の砂の王者を決める「帝王賞」がいよいよ大井競馬場で開催。競馬界の活性化のため、中央と地方の交流を目的として行われる交流重賞だが、現状は圧倒的に中央勢が強いという状況。帝王賞も現在JRA所属馬が7年連続で優勝中と、地方勢を圧倒している。

昨年の勝ち馬ケイティブレイブは連覇を狙って今年も参戦。今年は川崎記念とダイオライト記念を逃げ切って交流重賞を2勝しており好調だ。昨年は出遅れて差しにまわっての勝利だったが、本来は先手を取って押し切る競馬がこの馬のスタイル。今年は同系のテイエムジンソクが交流重賞に初参戦ということで、同馬とのハナ争いは序盤の見どころとなりそうだ。

現在チャンピオンズC(1着)、フェブラリーS(2着)、かしわ記念(1着)とG1を3戦連続連対中のゴールドドリームも有力馬の一角。近走の好走ぶりや実績からもケイティブレイブと差のない人気が予想される。大井競馬場の長い直線は差し馬のゴールドドリームにとってはアドバンテージとなりそうだが、2000mの成績は「0-0-1-2」とイマイチなのに加え、右回りは昨年の帝王賞(7着)以来の参戦となり、ベストな条件ではない。

適性面で言えば、同じ差し馬で大井競馬場を得意としているサウンドトゥルーにとってはむしろここはベストの舞台となりそうだ。昨年のJBCクラシックを制しており、大井の2000mは「2-2-2-1」と抜群の相性を誇っている。今年はもう8歳と衰えも心配になってくる年齢だが、得意の末脚が活かせる舞台なだけに無視は出来ない。

今年の帝王賞はケイティブレイブ、ゴールドドリーム、サウンドトゥルー、テイエムジンソクといった実績馬が人気上位を形成しそうだが、上記で記したように各馬一長一短。大きく抜けた馬はおらず、人気が割れる上位拮抗ムードとなりそうだ。他の中央馬にはアウォーディーやアポロケンタッキーといったG1馬がおり、こちらも人気を集めるだろう。地方勢で注目したいのは、中央から移籍してから破竹の4連勝中のリッカルド。地方の深い砂がよほどマッチしたのか、ここへ来て勢いを取り戻してきた印象。舞台が地方なら中央馬を返り討ちできるかもしれない。地方勢のエース格としても注目が集まる。

魅力的な馬は多数いるが、波乱度は低い帝王賞。今年も中心となるのは中央勢で、人気上位同士の決着となる可能性は高い。下手に穴を狙うよりは、堅いレースで絞って取り切るのも一法か。帝王賞は6月27日(水)に大井競馬場で、20:05発走予定。