今年最後の芝スプリント重賞「京阪杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ルガル(牡3、杉山晴紀厩舎)
11/22(水)栗東・坂路(良)4F54.9-3F39.5-2F25.6-1F12.3(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東坂路で単走。時計は控えめですが、1週前に併せ馬でびっしり追われているので、最終週は息を整える程度で問題なし。その1週前は坂路で併せ馬を行い、4F52.6-1F11.7の好時計をマークして、1馬身先着しました。先週に続き最終でも西村騎手が手綱を握ってコンタクトもバッチリの様子です。状態については文句なしですが、近走は出遅れも目立っており、まず課題となるのが“ゲート”。中間は練習もしっかり行っており、うまく出られれば勝ち負けでしょう。
キミワクイーン(牝4、奥村武厩舎)
11/22(水)美浦・W(良)5F67.7-4F52.4-3F37.7-1F11.7(馬なり)
美浦のWコースで単走。終始持ったままの馬なりでしたが、直線は馬が自ら体を沈めて力強い伸びを示しました。1週前はWコースで3頭併せを行い、最後方追走から直線は内からラスト1F11.8の脚で鋭伸して併入。時計は5F65.6-1F11.8の好時計で、自己ベストタイ。ラップもキレイでしまいも11.8でまとめて負荷もかかっています。先週は併せ馬を交えて負荷をかけてしまいも切れて、最終は馬なりで楽にしまい11.7をマークと、ここまでの臨戦過程は順調そのもの。力は出せる状態に仕上げられていると見て良さそうです。
トゥラヴェスーラ(牡8、高橋康之厩舎)
11/22(水)栗東・坂路(良)4F55.9-3F39.6-2F24.9-1F12.2(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を軽快かつパワフルなフットワークで駆け上がり、ラスト2Fを12.7-12.2の加速ラップでまとめてゴールしました。1週前は藤岡康太騎手を背に坂路で追われ、4F52.1-1F11.9の好時計をマーク。これまでしまい重点に追われてきましたが、今回は1週前から全体でも攻めてきており、衰え知らずで動けています。多少ズブさも出てはきましたが、仕掛けてからの反応とギアの上がり方は鋭くスムーズ。脚質的にも今の京都の馬場は合いそうで、噛み合ってくれば最後はこの馬の見せ場が見れそうです。