ダート王者の決定戦「チャンピオンズC」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
レモンポップ(牡5、田中博康厩舎)
11/23(木)美浦・W(良)6F81.2-1F11.7(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。古馬障害オープンの僚馬セブンデイズを2馬身追走し、直線は内から脚を伸ばし、ラスト1F11.7の好時計をマークして半馬身先着しました。休み明けでは硬さや息遣いが今ひとつですが、6ヶ月半ぶりを叩いた前走からの上積みは大きそうで、今回は十分な前進気勢でゴール後も脚を止めずにゴールしました。先週は栗東の坂路で追われて週末もやっているので、今回は馬なりの楽な手応えで余力十分な走り。最終追いの走りで態勢は整いそうな気配です。
セラフィックコール(牡3、寺島良厩舎)
11/23(木)栗東・CW(良)5F73.7-6F57.3-3F41.0-1F12.8(馬なり)
栗東CWコースで単走。道中はゆったりとしたペースでしたが、しっかり我慢が利いており、脚を溜めてラストはシャープな伸び脚でゴールしました。4コーナーからスムーズに手前を替え、テンポの良い軽快なフットワークで伸びてゴール。気負っている気配もなく、手前替えもスムーズ、直線もしっかりとした脚取りで伸びていました。21日に帰厩と放牧からギリギリでの帰厩となりましたが、疲れを残さないことに重点を置いた調整。G1へ向けた調教内容としては負荷が軽すぎるようにも思えますが、間隔は詰まっており、すでにある程度の好状態はキープできていると考えれば問題はないでしょう。
アイコンテーラー(牝5、河内洋厩舎)
11/23(木)栗東・CW(良)6F80.7-1F11.3(馬なり)
栗東のCWコースで2頭併せ。2歳未勝利の僚馬ウォーターリヒトを5馬身ほど追走し、徐々にピッチを上げて最後の直線はしっかり追われ、11.3の好時計をマークして併入しました。癖も少なく攻めればそれにしっかり応えて動いてくれる優等生。前走のJBCレディスクラシック時も、CW単走で6F82.9-1F11.5と好時計をマークしていましたが、今回は1週前からタイムを縮めてきており、動きも上々です。もともと非力な面があった馬でしたが、ダートへ転身してからは調教でもしっかり動けるようになり、ダート馬らしい力強い身体つきになってきました。引き続き高いレベルで好状態をキープできてそうな今回も、勝ち負けとなりそうです。