2歳女王決定戦「阪神JF」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。
ボンドガール(牝2、手塚貴久厩舎)
11/30(木)美浦・W(良)6F84.0-5F66.5-3F37.2-1F11.8(馬なり)
T.マーカンド騎手を背に美浦のWコースを単走。外ラチ沿いをリズムの良いフットワークでまわり、直線は最後に軽く気合をつけられて、ラスト1F11.8をマークしてゴールしました。この日は時計を出すといよりは新しいリングハミを着用して感触を確かめるといった内容。マーカンド騎手は2週前からコンタクトを取っており、この時にやや難しい面を見せたため、馬具を変更してきたかたちです。2週連続でマーカンド騎手が乗っている点は好感が持てますし、新しいハミの効果もあってか軽快さはアップ。馬体の迫力も増した印象がある中で操縦性にも成長が見られ、本番でどんな走りを見せてくれるのか楽しみな1頭です。
サフィラ(牝2、池添学厩舎)
11/30(木)栗東・CW(良)6F77.9-3F36.7-1F11.7(一杯)
松山弘平騎手を背に栗東CWコースで単走。前半から13秒台の好ラップを刻んで、直線は鞭で気合をつけられると、ラスト1F11.7の切れを見せてゴールしました。内を回った分を考慮しても、6F77.9は圧巻の時計で、この日のCWコース最速の時計です。単走追いでしたが、前に他厩舎の馬が併せ馬を行っており、これを目標にして追い切りを消化できたのも好内容です。前走と違って今回は長距離輸送がない点もプラスで、臨戦態勢は万全に見えます。
アスコリピチェーノ(牝2、黒岩陽一厩舎)
11/30(木)栗東・CW(良)6F79.3-5F65.4-4F51.2-3F36.1-2F22.7-1F11.4(馬なり)
北村宏司騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳2勝クラスの凌馬フェブランシェを3馬身先行させ、道中は落ち着いた走りで追走。手応え良く直線を迎えると、鞍上のゴーサインに鋭く反応してラスト1F11.4の脚で相手を交わして1馬身先着しました。6Fの79.3は6Fではこの日で2番目に速い時計でしたが、そんな中でも途中でしっかり息を入れることが出来ており、ラスト2Fは11.3-11.4と好ラップでまとめてきました。右回りへの対応も問題なさそうで、まさに万全の態勢を整えています。