【阪神ジュベナイルフィリーズ2023予想】最終追い切り・調教内容が高評価の馬3頭をピックアップ

2歳女王を決める一戦「阪神JF」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。

コラソンビート(牝2、加藤士津厩舎)

12/6(水)美浦・W(やや重)5F66.4-4F50.9-3F36.9-1F11.4(馬なり)

美浦のWコースで単走。リズム良く軽快なフットワークで騎手と折り合い、好ラップを刻みながらラスト1Fも11.4の好時計でまとめてゴール。1週前は横山武史騎手を背にWコースで3頭併せを行い、5F67.0-1F11.5をマークして1頭と併入、1頭に先着しました。道中はしっかり我慢が利いており、しまいの瞬発力にしっかりと活かす競馬が出来ています。小柄な馬体で走りは軽く見えますが、全体で速い時計を無理せず自然に出せており、気配は良好。前走の京王杯2歳Sでも好状態を印象付けていましたが、今回は時計でも上回ってさらに上昇が期待できそうです。

キャットファイト(牝2、上原博之厩舎)

12/6(水)美浦・W(やや重)6F82.7-5F66.4-4F52.0-3F37.8-1F11.4(馬なり)

大野拓弥騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ。2歳1勝クラスの僚馬クリーンエアを2馬身ほど追走し、4コーナーで内から差を詰めて並びかけると、直線はラスト1F11.4の脚で外の相手をしっかりおさえて半馬身先着しました。キレイな加速ラップで楽な手応えながらもしっかりとスピードを出せています。1週前はWコースで強めに追われて6F81.7-1F11.3の好時計をマークして自己ベストを更新し、ラスト1Fも11.3としまいの脚もしっかり伸びています。時計、末脚、瞬発力とどれもトップクラスで、追い切りの内容からも力を発揮できる状態に仕上げられていると見て良さそうです。

ドナベティ(牝2、矢作芳人厩舎)

12/6(水)栗東・坂路(良)4F53.3-3F38.7-2F25.0-1F12.3(馬なり)

坂井瑠星騎手を背に栗東坂路で単走。ゆったりした入りからキレイな加速ラップを刻んで、ラスト1Fは12.3をマークしてゴール。1週前も坂井騎手を背にCWコースで3頭併せを行い、6F83.7-1F11.4をマークして最先着でゴールしました。CWコースから坂路での最終仕上げは前走同様で、時計もほぼ同じ。ただ、1週前・最終と一杯に追われた前走と違い、今回はいずれも馬なりの楽な手応えながら好時計をマークしています。1回使われたことでしっかりスイッチが入ったようで、上昇ムードが漂います。