24日に阪神競馬場で行われた宝塚記念で8着に敗れたキセキ(牡4、角居勝彦厩舎)は、登録していた仏G1の凱旋門賞を回避する可能性が高いことが、同馬を管理する角居調教師のコメントにより明らかになった。秋のローテーションについて、角居師は以下のように述べた。
「秋のローテーションは未定ですが、凱旋門賞には行かないと思います」
キセキは今後は、北海道の下河辺牧場に放牧に出る予定となっている。今年の凱旋門賞に登録した日本馬はキセキ、クリンチャー、サトノワルキューレ、ジャンダルム、ラッキーライラックの5頭がいるが、サトノワルキューレは秋華賞へ、ジャンダルムは米G1のブリーダーズCマイルへ、ラッキーライラックはローズSへ向かうことが発表されている。今回キセキも凱旋門賞を見送る可能性が高くなったため、今年の凱旋門賞はクリンチャーの1頭のみの参戦となりそうだ。
今年の凱旋門賞は10月7日(日)、フランスのパリロンシャン競馬場で開催される予定となっている。