【JRAホープフルステークス2023】1週前追い切り・調教内容が高評価の馬トップ3を公開

2歳王者を決めるG1「ホープフルS」へ向けて各馬が1週前追い切りを終えてきました。今回はその中でもとくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしてみましたので、予想の際にお役立てください。

シンエンペラー(牡2、矢作芳人厩舎)

12/21(水)栗東・CW(良)6F81.4-5F66.9-4F52.4-3F37.5-2F23.4-1F11.8(馬なり)

B.ムルザバエフ騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。古馬オープンの僚馬ホウオウアマゾンを追走し、前半はゆったりと進めて折り合いに専念。直線序盤で余裕の手応えで並びかけると、ラストは馬なりのまま楽に交わしてクビ差先着しました。やや頭が高いところが見られましたが、折り合いはしっかり付いており騎手とのコンタクトは良好。前を射程圏内に捉えると、集中力が上がっていつでも反応して伸びていけそうな気配を見せ、その後は攻め駆けしたホウオウアマゾンに難なく並びかけて先着と、パフォーマンスで圧倒。ラスト2Fが11秒台は今回が初で、万全の態勢を印象付けています。

ゴンバデカーブース(牡2、堀宣行厩舎)

12/22(木)美浦・W(良)5F65.2-1F11.5(一杯)

R.ムーア騎手を背に美浦のWコースで2頭併せ(レースは松山弘平騎手が騎乗)。3歳1勝クラスの僚馬サトノガレオンを3馬身追走。4コーナーで内から差を一気に詰めると、直線は騎手が手綱をしごいて一杯に追い、ラスト1F11.5の脚で伸びて半馬身先着しました。2週前、3週前は有馬記念出走のタスティエーラと併せ馬で遅れましたが、ダービー馬が相手なら悲観する必要はなし。先週まではまだ余力を持って追われていましたが、1週前は一杯に追って負荷をかけてきました。騎手の仕掛けに対する反応は優秀で、ラストもジリジリではありますがスピードを落とさず伸びています。現状で好仕上がりにあると見て良さそうです。

インザモーメント(牡2、田中克典厩舎)

12/21(水)栗東・CW(良)6F83.1-1F11.3(馬なり)

佐々木大輔騎手を背に栗東CWコースで2頭併せ。3歳2勝クラスの僚馬キョウエイゲイルを3馬身追走。4コーナーで前を捉えると、直線序盤で馬体を併せ、ラスト1F11.3の切れ味を披露して併入しました。道中の折り合いはスムーズで操縦性は抜群。直線もストライドの大きなフットワークでスピードに乗り、相手も楽な手応えであっさり交わしてと、好内容の追い切りを消化しました。鞍上の佐々木騎手とは今回が初コンタクトでしたが、折り合いは全く問題なし。1Fの距離延長となりますが、血統的にも距離は延びて良くなりそうで、ここでさらにパフォーマンスを上げてくる可能性は高そうです。