【東京大賞典2023】出走予定馬の予想オッズ&過去10年のデータから読み解く傾向

地方競馬のラストG1は「東京大賞典」。正真正銘ここが今年最後のG1となりますが、果たしてどの馬が激動の一年を締めくくるのでしょうか?最後の最後まで競馬を楽しみたいファンが注目する年の瀬のビッグレースです。今回は過去10年間のデータをもとに東京大賞典の傾向を探っていきたいと思います。

■「1番人気」は複勝率90%、上位人気が堅実

人気は「1番人気」が最多の4勝を挙げており、連対数と3着内の回数も最多です。複勝率は90%と高く、軸として圧倒的な信頼度を誇っています。「2番人気」も複勝率70%、「3番人気」も60%と高く、「1~3番人気」はかなり堅実です。人気薄は「6番人気以下」が2着1回、3着3回となっており、穴を狙うなら3着までというイメージです。とは言え、3連単の配当で10万円以上は0回、1万円以下だったのは過去10年で6回と堅実決着が多く、波乱決着はほとんどないレースと考えて良いでしょう。

人気データ
人気 1着 2着 3着 4着以下
1番人気 4 3 2 1
2番人気 2 3 2 3
3番人気 3 1 2 4
4番人気 0 1 1 8
5番人気 1 1 0 8
6~9番人気 0 1 3 36
10番人気以下~ 0 0 0 54
馬単/3連単データ
馬単 3連単
2013 350 円 560 円
2014 520 円 10,170 円
2015 900 円 8,650 円
2016 4,110 円 10,780 円
2017 1,950 円 4,470 円
2018 770 円 1,400 円
2019 5,240 円 38,690 円
2020 2,340 円 12,530 円
2021 760 円 6,590 円
2022 2,830 円 7,690 円

予想オッズ

下記の予想オッズは登録馬の独自予想オッズになります。正式オッズは馬券発売後に随時公開されますので、必ず主催者発表のものと照合しご確認ください。

予想オッズ
人気 馬名 予想オッズ
1 ウシュバテソーロ 2.5
2 ミックファイア 3.3
3 キングズソード 5.9
4 ドゥラエレーデ 9.3
5 ノットゥルノ 15.8
6 ウィルソンテソーロ 29.7
7 テンカハル 45.5
8 グロリアムンディ 76.9
9 マンガン 173.3

■「最内&大外」は割り引き&脚質は「先行」がやや優勢

コースは大井のダート2000mを使用。枠は「4枠」が最多の3勝を挙げており、連対数は「7枠」、3着内の回数は「4枠」と「7枠」が最多となっています。「1枠」は連対数が0回で、「2枠」も0勝となっており、内枠が不振傾向にあります。また、「8枠」も連対数が1回と不振で、外々を回らされやすいこともあってか大外枠は不利になりやすい傾向があるようです。

大井の2000mはスタートして最初のコーナーまでの距離が長いので、内枠の馬がポジションが取りやすいのは当然として、外枠の馬でも自在に動いて良いポジションを取っていけます。内外の有利不利はそこまで発生しにくいコース形態となっていますが、データ的には極端な「最内枠」や「大外枠」は割り引きたいところです。

脚質は「先行」と「差し」が4勝ずつを挙げており、連対数と3着内の回数は「先行」が最多となっています。先行と差しで極端な差はありませんので、「先行」がやや優勢という程度に考えておきたいと思います。

枠番データ
枠番 1着 2着 3着 4着以下
1枠 0 0 1 13
2枠 0 2 0 12
3枠 2 0 2 13
4枠 3 2 2 12
5枠 2 1 1 15
6枠 1 0 2 16
7枠 2 4 1 14
8枠 0 1 1 17
脚質データ
脚質 1着 2着 3着 4着以下
逃げ 1 1 0 8
先行 4 7 6 39
差し 4 2 2 31
追い込み 1 0 2 35

■「5歳」が好成績、所属は「JRA勢」が中心

年齢は、最多の4勝を挙げている「5歳」に注目です。所属は「JRA」が10勝を挙げており、勝ち馬はまず中央勢で間違いないでしょう。その中でも「栗東」が最多の8勝を挙げており、関西馬が好成績です。

馬齢データ
馬齢 1着 2着 3着 4着以下
3歳 1 1 0 16
4歳 3 2 2 26
5歳 4 1 2 26
6歳 1 2 3 23
7歳 1 4 0 16
8歳以上 0 0 3 15
所属データ
所属 1着 2着 3着 4着以下
美浦 2 1 1 8
栗東 8 7 7 32
地方 0 2 2 73
外国 0 0 0 1

[該当馬] 5歳のJRA所属馬

  • テンカハル
  • グロリアムンディ

■前走レースが「チャンピオンズC」に注目

前走レースは、最多の7勝を挙げ、連対数と3着内の回数が最多の「チャンピオンズC」が参考レースとしての重要度が高そうです。前走着順は「3着」が最多の3勝を挙げており、前走「2着馬」も2着が4回と連対数は多く、前走で勝ち切れなかった2・3着馬が好走傾向にあります。

前走レースデータ
前走レース 1着 2着 3着 4着以下
チャンピオンズC 7 7 5 18
JBCクラシック 2 0 1 4
勝島王冠 0 2 1 24
浦和記念 0 0 3 14
その他 1 1 0 53
前走着順データ
前走着順 1着 2着 3着 4着以下
1着 2 1 3 19
2着 2 4 0 14
3着 3 0 1 11
4着 0 0 2 2
5着 2 1 2 12
6~9着 1 1 1 26
10着以下~ 0 3 1 29

[該当馬] 前走がチャンピオンズCだった馬

  • ウィルソンテソーロ(2着)
  • ドゥラエレーデ(3着)
  • ノットゥルノ(8着)
  • グロリアムンディ(13着)

■騎手はフラットな傾向

騎手は「M.デムーロ」騎手が最多の4勝を挙げていますが、今年は騎乗予定がありません。次いで勝利数が多い「幸英明」騎手の騎乗予定もなく、騎手については今年はフラットな目線で予想しても良さそうです。

騎手データ
騎手 1着 2着 3着 4着以下
M.デムーロ 4 0 0 1
幸英明 2 1 0 1
大野拓弥 1 1 1 0
田辺裕信 1 1 0 1
横山和生 1 0 0 0
内田博幸 1 0 0 1
武豊 0 3 0 3
C.ルメール 0 1 0 2
真島大輔 0 1 0 4
川田将雅 0 1 0 3