【アメリカジョッキークラブカップ予想2024】実績馬の始動戦!ボッケリーニやマイネルウィルトスなど出走予定馬を考察

中山競馬の最終週を飾る重賞は古馬中距離重賞「アメリカジョッキークラブカップ」です。春の古馬G1路線を展望する重要な一戦で、例年レベルの高い一戦が繰り広げられているレースです。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。

ボッケリーニ(牡8、池江泰寿厩舎)

前走のチャレンジC・2着から参戦するボッケリーニ。レースは緩急のない淡々としたペースで、最後の急坂でスタミナを問う展開となった中、上がり最速の脚で伸びてタイム差なしの2着は強い内容でした。適性距離がもう少し長めだったボッケリーニにとっては好条件の展開でした。2022年のAJCCでも3着に好走しており、中山の中距離はやはり合います。G2・G3戦線では安定して上位争いを演じており、ここも勝ち負けになってくるでしょう。

マイネルウィルトス(牡8、宮徹厩舎)

前走のステイヤーズステークスC・3着から参戦するマイネルウィルトス。課題であったスタートを決めて中団から進めると、早めに押し上げていく強気の競馬を展開して3着に好走。勝ちに行った分最後は甘くなりましたが、上位2頭とは本質的な適性距離の差で負けただけで、力負けしたという印象はありません。2走前のアルゼンチン共和国杯でも2着に好走しており、ベストは2500m前後といったイメージ。重賞には手が届いていませんが、これまでステイヤーズS・3着、アルゼンチン共和国杯で2年連続2着、目黒記念・2着などG2の中長距離戦線で活躍してきた実力馬で、流れや展開ひとつで勝ちきれそうな気配は十分あります。

バトルボーン(牡5、林徹厩舎)

前走の七夕賞・4着から参戦するバトルボーン。押して内からハナを切り、スローペースで進めてロスなく運んでいく競馬を展開。緩めのマイペースで逃げることができましたが、外から交わされて4着に粘ったという内容でした。楽逃げできた割にはもたなかったようにも見えますが、7ヶ月の休み明けとしては善戦したと言えるでしょう。スピードの持続力で勝負するタイプであり、少々ペースを落としすぎたとも言えそうです。今回も間隔は空いていますが、自分の競馬さえできれば崩れることはなく、有力馬な逃げ馬候補ということもあり無視できない1頭です。