【東京新聞杯2016予想】データ考察の通用しない東京新聞杯

今週は非常に難解な重賞が開催されます。東京競馬場で行われる東京新聞杯です。なぜ難解なのか、それはデータによる絞込がほとんど適用できないからです。過去10年のデータから見ていきましょう。

まず人気馬ですが、1~5番人気まで突出して連対率がいい馬がいません。強いてあげれば2番人気の馬が連対率40%ですが採用するには十分といえる数値ではありません。そして、関東・関西馬の優劣も特になく、ほぼ互角。あとはかろうじてデータで助かるのが牡馬が有利ということ。とはいえ、シーズン的に近くに京都牝馬Sもありますし、単に牝馬の出走が少ないだけ、という見方もあり、今年のスマートレイヤーが必ずしもデータ上即消せるわけでもなく、反対に一昨年はホエールキャプチャが8番人気で勝利しており、むしろ「牝馬こそ買い」ともいえるかもしれません。

続いて前走の着順ですが、これも特に突出した内容もなく、前走1着馬が連対率28%。あとは2着~10着までまんべんなく連に絡んでいます。

最後に枠順。これが一番難解といえます。中山だとよく「内枠有利」がささやかれることもありますが、このレースはすべての枠で連に絡んでおり、しいて弱点をあげると2枠と7枠の馬は過去10年で一度も勝っていません。

結論からいいますと、「好きな馬から買えばいい」という非常に無責任な考察になってしまいます。ちなみに前走1着馬が今年は2頭出走を予定しており、狙うならマイルの成績が抜群にいいダッシングブレイズではないかと、無難な予想で締めておきましょう。