今年は例年の中京ではなく、変則で京都開催となる「東海S」。
京都コースの適性も考慮した上で本命視したいのが、前走花園S・1着から参戦するブライアンセンスです。
京都1800mで行われた2走前の2勝クラスを3馬身差突き抜けて圧勝し、同じ京都の1800mで行われた前走の花園Sでも中団追走から直線で馬群の中を抜け出して快勝。いずれも上がり3Fはメンバー最速をマークしており、今回の舞台となる京都の1800mで高いパフォーマンスを見せています。
京都での変則開催はこの馬にとって大きな追い風であり、2連勝で良い弾みを付けてきている点も好感が持てます。雨で高速馬場となる可能性もありますが、東京マイルにも対応できるスピードがあり、雨が降っても不安よりは期待の方が上。
テン乗りの岩田望来騎手に乗り替わる点、初の古馬重賞といった不安材料はありますが、舞台適性の高さと末脚の安定感を高く評価し、本命視したいと思います。
続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは、前走のベテルギウスSを快勝したペプチドナイルです。
昨年オープンのマリーンSを逃げ切り、秋初戦のみやこSでも逃げて4着に粘るなど積極策で結果を出してきた馬ですが、前走のベテルギウスSでは好位を追走し、4コーナーを5番手から最速の上りタイムで差し切り勝ちと、ハナに拘らなくても競馬ができるようになったのは大きな収穫です。さらにトップハンデの59kgを背負ってより斤量の軽かったハピに勝ち切った点も高く評価したい点です。
今回は上がりで勝負する馬も多いため前残りの展開となる可能性は高そうで、前走から斤量2kg減の57kgなら、前半無理せず前目から平均ペースで進めて残るという展開は十分あり得るでしょう。
雨で前が止まらないという展開は本命馬として挙げたブライアンセンスにとってはあまり好ましい展開ではありませんが、前走は前残り決着を差して勝利と、展開不向きで勝ち上がっていますし、今回の相手でも十分に届くと感じます。その中で前目で残るのがペプチドナイルという展開を予想します。
ということで今年の東海Sは本命ブライアンセンス、対抗ペプチドナイルという予想で勝負したいと思います。