高松宮記念へ向けた重要ステップレース「シルクロードS」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
アグリ(牡5、安田隆行厩舎)
1/24(水)栗東・坂路(良)4F53.1-3F38.7-2F25.0-1F12.0(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に栗東坂路で単走。前半からスムーズに駆け上がり、ゴール前で軽く促されるとラスト1F12.0をマークしてゴールしました。馬なりながら脚さばきはシャープで先週よりも素軽さが増した印象です。1週前も坂井騎手を背に坂路で追われ、強めに追われて4F50.4-1F12.1の好時計をマーク。躍動感ある力強い動きの中にも素軽さがあり、時計面からも順調ぶりがうかがえます。在厩で負荷がかけられており、万全の態勢を整えてきている印象です。
エターナルタイム(牝5、中川公成厩舎)
1/24(水)美浦・W(やや重)6F83.1-5F67.4-4F53.6-3F39.2-1F12.1(馬なり)
美浦のWコースで2頭併せ。4歳1勝クラスの僚馬キョウエイジョイを5馬身半追走し、3~4コーナーで内から一気に差を詰めると、直線は余力十分に伸びて2馬身突き放して先着しました。終始馬なりながらラスト1Fは12.1の好時計をマークしており、手応えも抜群。1週前はWコースで3頭併せを行い、5F65.9-1F11.8の好時計をマークして1頭に先着、もう1頭と併入しました。キレイな加速ラップを刻んでしまいも11秒8としっかり負荷がかけられています。もともと調整はしやすいタイプで、今回も久々でも動きは上々。力は十分に発揮できる状態に仕上げられていると見てよさそうです。
テイエムスパーダ(牝5、木原一良厩舎)
1/24(水)栗東・坂路(良)4F53.8-3F38.8-2F24.7-1F12.3(馬なり)
栗東坂路で単走。外ラチ沿いをスムーズに駆け上がり、ラスト1Fで促されると12秒3をマークしてゴールしました。1週前は富田暁騎手を背に坂路で一杯に追われ、4F51.0-1F12.5の好時計をマークしてゴール。いつも通り坂路主体の追い切りを消化してきていますが、全体時計は速く、しまいもやや減速ラップながら11秒台も刻んでと、時計は優秀です。昨年12月に帰厩して調整が進められてきており、乗り込み量も豊富です。逃げ馬候補ということもあり、状態面が良好ならここは無視できない1頭でしょう。