2016年のドバイターフ(G1、メイダン・芝1800m)を優勝したリアルスティール(牡6、矢作芳人厩舎)が引退し、種牡馬入りすることが明らかになった。3日、同馬のオーナーであるサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。
リアルスティールは2014年に阪神でデビュー。デビュー戦を快勝後、2戦目の共同通信杯を制し重賞初勝利を達成した。クラシックは皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着と勝ちきれなかったものの、3戦全てで馬券に絡みクラシック戦線を盛り上げた。
4歳春には海外初遠征のドバイターフをR.ムーア騎手とのコンビで優勝し、G1初制覇を達成。5歳は国内に専念し、秋には毎日王冠を勝利し、国内外合わせて3つ目となる重賞勝利を達成した。
6歳となった今年は2年ぶりにドバイターフに出走して3着に入線。ドバイ遠征明けの安田記念では15着に敗れ、レース後は滋賀県のノーザンファームに放牧に出されていた。しかし、検査で右前脚に種子骨靱帯炎発症が判明し、そのまま引退することが決定した。現在はすでに北海道へ移動しており、来春から安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りする予定となっている。
リアルスティールは父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母父Storm Catという血統。通算成績は15戦4勝(4-5-2-6)、うち重賞は3勝(海外G1・1勝含む)。リアルスティール号、お疲れ様でした。