東京の名物マイル重賞「東京新聞杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ジャスティンカフェ(牡6、安田翔伍厩舎)
1/31(水)栗東・CW(良)6F82.7-5F66.9-4F51.7-3F37.2-1F11.7(馬なり)
坂井瑠星騎手を背に栗東CWコースで3頭併せ。古馬3勝クラスの僚馬レベレンシアと3歳新馬のジャスティンガルフを先行させ、最後方から追走。直線入り口で最内から一気に差を詰めると、直線はラスト1F11秒7の脚で並びかけて併入しました。1週前は坂路で強めに追われ、4F49.4-1F12.4の好時計をマークして、自己ベストを更新。従来のものを0秒9も上回る自己ベストで、最終追いの時計も普段よりも速め。ハードに追えているのは体調が良い証で、中間の乗り込み量も豊富で、確実に状態を上げてきています。
ウインカーネリアン(牡7、鹿戸雄一厩舎)
1/31(水)美浦・W(良)6F83.8-5F67.0-4F52.1-3F37.9-1F11.6(馬なり)
美浦のWコースで2頭併せ。前半は僚馬を追走する形で脚を溜め、1F手前あたりから楽な手応えのまま並びかけると、持ったままで3馬身突き放してゴールしました。直線の反応を確かめる程度の軽めの内容でしたが、最後の直線は自ら完歩を広げてダイナミックな走りを披露。1週前は三浦皇成騎手を背にWコースで2頭併せを行い、6F83.0-1F11.3の好時計をマークしてここでも3馬身突き放して先着。今回従来のホライゾネットに加えてブリンカーが付いた馬具を着用して追われており、集中力を増した印象を受けます。1週前は僚馬を誘導、最終追いでは追走と違うかたちで追われながらも僚馬を突き放しており、絶好の仕上がりを印象付けています。
フリームファクシ(牡4、須貝尚介厩舎)
1/31(水)栗東・坂路(良)4F54.0-3F38.1-2F24.4-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。古馬オープンの僚馬リューベックを後ろに置き、坂序盤で合図があると一気に突き放して2馬身半先着しました。ラスト2Fは12.4-12.0の加速ラップで、しまいの加速度合いは秀逸。1週前はCWコースで2頭併せを行い、強めに追われて6F83.7-1F11.7をマークしてクビ差先着しました。前向きな気性の持ち主で、今回も折り合いが課題となりそうですが、追い切りは前受けの形から折り合いに重点を置いた内容で、道中しっかり脚を溜めて突き放す競馬が出来ていました。スムーズに折り合うことさえできれば、高いパフォーマンスが期待できそうです。