クラシックの登竜門「きさらぎ賞」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ファーヴェント(牡3、藤原英昭厩舎)
1/31(水)栗東・坂路(良)4F52.6-3F37.8-2F24.3-1F12.0(馬なり)
川田将雅騎手を背に栗東坂路で2頭併せ。3歳1勝クラスの僚馬ヴィレムを2馬身追走し、ラスト1Fで馬体を併せると、12秒0の脚で伸びて半馬身先着しました。余力は十分で、最後は追えばまだまだ時計は詰まっていたように見えます。1週前はCWコースで3頭併せを行い、強めに追われて6F85.1-1F11.2をマークして1頭と併入、もう1頭に先着しました。道中のラップはキレイで、しまいは11秒2と圧巻の切れ味を披露。中間は併せ馬を交えて負荷がかけられており、最終は前走同様坂路で仕上げてと、万全の態勢を整えてきていると見て良さそうです。
ジャスティンアース(牡3、杉山晴紀厩舎)
1/31(水)栗東・坂路(良)4F53.8-3F38.6-2F24.2-1F11.8(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中を俊敏に駆け上がり、ラスト2Fは12.4-11.8の加速ラップでまとめてゴールしました。時計は自己ベストタイで、坂路でのラスト1F11秒台は今回が初。1週前はCWで2頭併せを行い、強めに追われて6F82.3-1F11.5をマークし、半馬身遅れてゴールしました。相手には遅れましたが、しまいの反応と伸びは良好。前走を勝ってさらに気配は上昇してきた印象を受けます。飛びが大きく踏ん張りも利きそうで、今の京都なら高いパフォーマンスが期待できそうです。
ヴェロキラプトル(牡3、高野友和厩舎)
1/31(水)栗東・坂路(良)4F53.8-3F38.5-2F24.7-1F11.8(馬なり)
西村淳也騎手を背に栗東坂路で単走。馬なりながらも活気十分に外目を伸びてしまいを11秒8でまとめてゴール。時計は自己ベスト更新で、しまいも最速タイの11秒8と時計は優秀です。1週前も西村騎手を背に坂路で強めに追われ、4F55.2-1F12.0をマーク。しまいの反応を見ながら促してしっかりギアチェンジができており、しまいの動きは良好。坂路主体の調教はこれまで通りですが、時計・動きともに前走以上のパフォーマンスを見せてきました。馬体も大きく成長したように見え、期待できる状態に仕上げられてきた印象です。