クラシックへと繋がる注目の一戦「共同通信杯」へ向けて各馬が最終追い切りを終えてきました。今回は追い切り映像やタイム、1週前の内容などから総合的に好調馬を判断し、とくに評価が高かった馬を3頭ピックアップしました。
ジャンタルマンタル(牡3、高野友和厩舎)
2/7(水)栗東・坂路(重)4F55.6-3F40.3-2F25.4-1F11.9(馬なり)
栗東坂路で単走。ゆったりと入って徐々にペースを上げていき、坂では自らハミを取って重心を低くし、ラスト1Fは11.9の伸び脚で加速してゴールしました。1週前は川田将雅騎手を背に坂路で追われ、4F52.4-1F11.6の好時計をマークして自己ベストを更新。坂路主体の追い切りはこれまでと同様ですが、無理をせずとも好時計をマークできており、馬自ら動いていく前進気勢も見せてと、時計・動きともに好内容の追い切りを消化できています。ポテンシャルの高さはデビュー時から見せていましたが、更に成長を感じる調教内容をこなしてきており、期待は十分です。
エコロヴァルツ(牡3、牧浦充徳厩舎)
2/7(水)栗東・坂路(重)4F54.7-3F39.7-2F25.7-1F12.4(馬なり)
栗東坂路で2頭併せ。古馬1勝クラスの僚馬グッジョブを2馬身半追走し、坂は内から仕掛けてラスト1F12.4の脚で伸びて半馬身先着しました。この日は重馬場で力が要る馬場でしたが、力強いフットワークでタフ馬場を意に介さずに良い伸び脚を披露。1週前は武豊騎手を背にCWコースで追われ、6F83.2-1F11.5をマークして、強めに追われた古馬オープンの僚馬タイセイブレイズに半馬身先着しました。併せ馬の後ろで我慢させ、最後は反応を見ながらしっかり伸びて先着と、先週・最終は文句なしの好内容。本番でのパフォーマンスに期待です。
ジャスティンミラノ(牡3、友道康夫厩舎)
2/7(水)栗東・坂路(重)4F55.7-3F40.3-2F25.6-1F12.0(馬なり)
栗東坂路で単走。馬場の真ん中をリズム良く駆け上がり、ラスト1Fは12.0の脚で伸びてゴール。時計はそこまで速くはありませんが、反応の鋭さは目を見張るものがありました。騎手が軽く促すと一気に脚の回転を速めて鋭くギアチェンジ。そこから全くブレることなく鋭伸してゴールと、反応と伸び脚は抜群です。1週前はCWコースで3頭併せを行い、7F96.4-1F11.5の好時計をマークして最先着でゴール。時計は自己ベスト更新で、しまいも11秒5の切れ味を披露してと、先週の時計と動きも抜群です。1週前にウッドで最終は坂路は前走同様のパターンですが、一戦勝ってさらに良化してきた印象を受けます。