【東京新聞杯2016】傾向と対策!予想の参考になるデータを公開

2月7日(日)に東京競馬場にて「第66回東京新聞杯」が開催される。昨年は同競走勝利で重賞初制覇を飾ったヴァンセンヌが後の安田記念で勝馬モーリスとタイム差なしの2着に入って活躍を見せた。さらに2014年の勝馬ホエールキャプチャは2012年と2013年のやヴィクトリアマイルで連対を果たしている。このように安田記念やヴィクトリアマイルといった後のマイルのビッグレースを占う上でも見逃せないレースであると言えよう。今年はどの馬が優勝するだろうか。過去の傾向を探っていく。

1,2番人気の信頼度はそこそこ、人気薄の台頭が目立つ

3連単の平均が約41万円と荒れることの多いレース。人気は1番人気と2番人気がまずまず健闘はしているものの、1,2番人気が揃って飛んだことも過去に4度ある。馬券圏内に入った合計30頭のうち6番人気以下の馬は12頭もおり、人気薄の台頭が目立つレースである。

人気 データ
1 1-1-2-6
2 2-2-1-5
3 1-1-0-8
4 0-1-1-8
5 2-1-2-5
6 1-0-1-8
7 0-1-1-8
8 2-0-0-8
9 0-1-1-8
10~ 1-2-1-62

枠順の傾向はほぼフラット

過去10年で見ると3,4枠に勝馬が集中していることが分かる。それ以外はほとんどフラットという感じである。東京マイルはその他のレースでも同じようなフラットのデータが傾向として出ているので極端は枠順傾向というのは無さそうだ。広いコースで直線も長く、基本的には内枠有利と考えるが、実力馬であれば払拭できそうなデータである。

データ
1 1-1-5-13
2 0-3-1-16
3 4-1-0-15
4 2-0-2-16
5 2-1-0-17
6 1-1-1-17
7 0-2-0-18
8 1-1-0-18

差し馬過去10年で5勝

東京のマイルは一般的に速いタイムが出る高速馬場になる傾向が強く、スピード豊富でキレのある瞬発力を持つ馬が好走傾向にあるとされている。3コーナーに坂があるためコーナーで息を入れることができず、スタミナ消耗戦になりやすい。このコースを逃げ切るのはJRAのあらゆるコースの中で最も難しいとされる。中距離を走れるくらいのスタミナが要求されと言われるくらいにスタミナは必至。脚質的な狙いは差し馬がやや有利となっているが、先行した馬がバテずに粘って残るケースも多く、先行勢の複勝率も高い。

脚質 データ
逃げ 1-1-0-8
先行 3-2-5-27
差し 5-2-3-50
追込み 1-5-2-42

ニューイヤーS組、阪神C組に注目

距離は同じ1600mを走ってきた馬が圧倒的に多い。重賞、OP、条件戦と様々だがレース間隔なども踏まえると、「ニューイヤーS」と「阪神C」が優秀。

勝馬 前走 前走コース
2006 フジサイレンス ニューイヤーS(OP) 中山・芝1600m
2007 スズカフェニックス スポニチ賞京都金杯(G3) 京都・芝1600m
2008 ローレルゲレイロ 阪神C(G2) 阪神・芝1400m
2009 アブソリュート クリスマスC(1600万下) 中山・芝1600m
2010 レッドスパーダ ニューイヤーS(OP) 中山・芝1600m
2011 スマイルジャック マイルチャンピオンS(G1) 京都・芝1600m
2012 ガルボ ニューイヤーS(OP) 中山・芝1600m
2013 クラレント 阪神C(G2) 阪神・芝1400m
2014 ホエールキャプチャ エリザベス女王杯(G1) 京都・芝2200m
2015 ヴァンセンヌ 元町S(1600万下) 阪神・芝1600m

データが導く2016年の東京新聞杯で好走しそうな馬は?

以上、データを見てみたが「ダイワリベラル」がデータ的には狙い目になりそうだ。前走ニューイヤーSの勝馬で現在2連勝中のダイワメジャー産駒。今年は先行勢が少なく前で競馬ができるこの馬にとっては有利に競馬ができる可能性が高い。アタマでなくとも連の軸としても信頼度は高い一頭。

今年はG1馬のダノンプラチナや3連勝中のダッシングブレイズといった有力馬がいるが、ダノンプラチナは香港からの遠征帰り、ダッシングブレイズは厳しい流れの中での競馬が不安視されていたりと、人気上位勢にも不安要素が多い。馬券的妙味もあり、データ的にも当てはまるダイワリベラルを中心に馬券を組んでみるのがオススメ。